本記事は、2020年07月26日に新潟競馬場芝1000mで開催される「アイビスサマーダッシュ」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は18頭。以降の更新はありません。レースは3歳上別定戦です。
1枠1番 ノーワン 牝4 54.0 福永 祐一【B-】
栗東坂路併せ。前半は舌を出してフラフラと。先行した相手の鞍上が振り返って待ってくれていたが、追いつけず1馬身半遅れ。ラストの動きは安定感があり悪くはないのだが、前半がひどすぎて遅れも割引。体も太めに見える。舌は最後まで出しっぱなしだった。
1枠2番 ラブカンプー 牝5 56.0 藤田 菜七子【B】
栗東坂路併せ。相手はダイメイプリンセス。久しぶりにダイメイプリンセスとの併せ馬だったが、1馬身遅れ。この馬は追い切り動かないので遅れは問題ない。道中キビキビと動けており、活気はまずまずあったため問題なさそうではある。2度、少し馬場に脚をとられたシーンがあり、状態は前走時より少し落ちるかもしれない。
2枠3番 ワンアフター 牡7 56.0 和田 竜二【B-】
美浦坂路単走。首を上下に使えておらず、回すように動かす。右前肢を右後ろに蹴っており、バランスもいまいち。全体のタイムはまとめており、終いに尻ステッキを入れてしっかり負荷をかけたが。
2枠4番 カッパツハッチ 牝5 54.0 丸山 元気【B-】
美浦ポリトラック単走。ポリトラック追いにしては目立たない動き。全体的にやわらかさが不足している。集中力はまずまずあるが。
3枠5番 ナランフレグ 牡4 56.0 丸田 恭介【B+】
美浦W併せの内。馬場の外目を通り、直線は1馬身差追走。発汗量は多めだが気合い乗りは十分で、軽く合図をするとパワフルに伸びて1馬身先着した。首の角度は良く、キビキビと動けている。
3枠6番 ナインテイルズ 牡9 56.0 松山 弘平【B-】
栗東坂路単走。坂の半ばで左前を落鉄。最後は右手前に戻してフィニッシュした。反手前前肢が後ろ目に着地し、バランスを取ることにしか寄与していないフォームになっている。
4枠7番 レジーナフォルテ 牝6 54.0 三浦 皇成【C】
美浦W単走。馬場の真ん中内目を通って直線へ。四肢の可動域は狭く、首も使えていない。窮屈な動き。
4枠8番 ダイメイプリンセス 牝7 56.0 秋山 真一郎【B-】
栗東坂路併せ。相手はラブカンプー。前脚の着地ポイントが体の外側にあり、後脚の蹴りも不安定で前への推進力はいまいち。最後に手前を替えてもう一伸びし、1馬身先着したが、道中の動きは強調しにくい。
5枠9番 ジョーカナチャン 牝5 54.0 菱田 裕二【B+】
栗東坂路単走。四肢の可動域は狭く動きも硬めだが、馬なりの軽い内容なのでそれほど問題ない。気合い乗りは良く、フォームは安定。ラストに左手前に替えると少し進行方向より右を向いたが、脚元はしっかりしている。体も引き締まっている。
5枠10番 イベリス 牝4 54.0 浜中 俊【B】
栗東坂路単走。左手前を決めてから鋭く伸びて最後まで脚色を保った。肩の可動域が狭く前膝も硬めだが、キビキビとしたピッチ走法。体も向きはまっすぐで馬体の張りは十分。
6枠11番 アユツリオヤジ 牡6 56.0 柴田 大知【B】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントが近く、手前前肢を体の中心寄りに着地させる。脚元はまずまずやわらかだが、前半は後脚の流れる完歩が多かった。活気はある。終い少し疲れたことは割引だが、スピードが落ちてからの方が力の抜けたきれいなフォームになっている。
6枠12番 ビリーバー 牝5 54.0 杉原 誠人【A】
美浦W単走。もしかすると併せ馬だったのかもしれない。馬場の外目を通って直線へ。3馬身ほど前に居た馬をとらえて1馬身先着した。頭は若干高いが首は使えており、弾力性の高い動き。手前を替えると四肢の回転力が増し、鋭く伸びた。体もふっくら見せており好状態。
7枠13番 ライオンボス 牡5 57.0 鮫島 克駿【D】
美浦ポリトラック単走。キャンターに毛の生えたような内容で、ラチ側を楽に流してゴール。最後は3馬身ほど前に居て同じく楽に流していた馬に並んでゴールした。体は大きく見せていて、メリハリのある馬体。ただ、レース間隔が詰まっているわけでもなく、この軽い内容でいいのかどうかはわからない。評価はつけようがないのでDで。
7枠14番 ゴールドクイーン 牝5 56.0 古川 吉洋【B】
栗東坂路単走。右手前の方が走りやすそうで、一旦左手前に替えてすぐに右手前に戻した。手前の替え方は上手なため、好きなタイミングで好きな手前で走れる1000直は合いそう。頭は高めで前半掛かり気味ではあったが適度な荒々しさと見られなくもない。若いころに芝で2勝した実績があり、動きの評価としてはBとするが、穴で一考できそうな馬。
7枠15番 モンペルデュ 牝4 54.0 西田 雄一郎【B】
栗東坂路単走。管は細く非力な印象で、何度も手前を替えて遊びながら走っている。ただ、それでも体の向きはまっすぐで、頭の位置も安定。全体として動きのバランスが取れていて、悪く見せないのは不思議なところだ。評価は難しいが据え置きたい。
8枠16番 クールティアラ 牝4 54.0 石橋 脩【B-】
美浦W単走。掛かりながら4コーナーを回り、馬場の真ん中を通って直線へ。一本調子に伸びてゴールした。飛節のクッションは効いていないが前駆のやわらかさはまずまず。
8枠17番 メイショウカズヒメ 牝6 54.0 西村 淳也【C】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントが体の外側にあり、体の使い方も左右のバランスがずれている。バタバタとした動き。
8枠18番 ミキノドラマー 牡7 56.0 菊沢 一樹【B+】
美浦W単走。馬場の外目を通って直線へ。体にボリューム感はあり力強さが勝ちそうな形だが、脚元は軽やかな蹴り。四肢の可動域は十分で、気分良さそうに駆けられた。集中力も豊富。
参考ステップレースの結果