本記事は、2021年02月13日に東京競馬場芝1600mで開催される「デイリー杯クイーンカップ」(G3)の追い切り評価最終版です。出走馬は16頭。以降の更新はありません。レースは3歳牝別定戦です。
1枠1番 スライリー 牝3 54.0 石川【B】
美浦W単走。馬場の内目を通って直線へ。手前の替え方は上手で、スムースに直線へ入ると一本調子に駆けてフィニッシュした。まだ体のメリハリはついてきておらず、シルエットは見栄えしないが頭を低く保てており悪くは見えない。
1枠2番 ククナ 牝3 54.0 ルメール【B】
美浦坂路併せ。体の向きはまっすぐで、脚元の回転力は豊富。キビキビと動いて1馬身先着した。
2枠3番 イズンシーラブリー 牝3 54.0 三浦【B-】
美浦W併せの内。馬場の真ん中内目を通り、直線は3馬身差追走。相手をペースメーカーに使ったのか、頭の高い走りで追走し、そのまま2~3馬身遅れた。
2枠4番 リフレイム 牝3 54.0 木幡巧【B】
美浦北C(ダート)単走。最後まで右手前で力みの目立つ走りだが、体はふっくら見せていて脚元もパワフル。最後までキビキビと駆けられた。
3枠5番 メインターゲット 牝3 54.0 田辺【C】
美浦W併せの内。内ラチ側を通り、並走して直線へ。前さばきが小さく、馬格の割にこぢんまりとした動き。やや強めに促して、強めに追った相手に1馬身遅れた。
3枠6番 アカイトリノムスメ 牝3 54.0 戸崎圭【B】
美浦W3頭併せの外。馬場の真ん中を通って先導役を務め、ほぼ並走して直線へ。折り合い重視に進めて内と併入。中にアタマ差先着した。内容はかなり軽いが動きはゆったりとしていて良く見える。
4枠7番 ステラリア 牝3 54.0 福永【B】
栗東CW単走。馬場の真ん中を通って直線へ。コーナーは楽に調整し、直線は馬なりに脚を伸ばした。目が血走っているようで、気性面は気になり、体も少し細いかもしれないが、鋭い動き。
4枠8番 カイトゲニー 牝3 54.0 柴田大【-】
映像なし
5枠9番 アールドヴィーヴル 牝3 54.0 松山【B】
栗東坂路単走。体が少し左に傾き地面に対して垂直にならない完歩が見られる。右脚より左脚の方が短いためかもしれず、もしそうなら左回りは合いそう。線が細く非力な印象がある一方、動きは軽やかで前膝と飛節のクッションも効いている。完成途上な印象は強いが評価は据え置きたい。
5枠10番 サルビア 牝3 54.0 横山典【C】
栗東坂路単走。右前脚が着地後内向する。右手前時はまだましだったが、左手前になるとかなり走りにくそうになり、脚色が鈍った。鞍上もそこで追わず最後は流してゴール。不安の残る内容。
6枠11番 エイシンヒテン 牝3 54.0 団野【B】
栗東CW単走。内ラチ沿いから馬場の真ん中内目へ持ち出して直線へ。リズム良く馬なりに進めて気分良さそうに駆けられた。通ったコースを考えるとタイムは強調できないが、動きはやわらか。
6枠12番 カナリキケン 牝3 54.0 Mデムーロ【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の外目を通り、3頭が並走して直線へ。軽く促して早めに先頭に立つと、そのまま差を広げて中に2馬身、外に3馬身差先着した。推進力が上に逃げる完歩は目立つが、脚元はしっかりしており操縦性も高そう。
7枠13番 ミヤビハイディ 牝3 54.0 吉田豊【B-】
美浦坂路単走。頭は高く前膝をやわらかに使えていない。馬なりの内容で、スピードを上げたりゆるめたりと走りに集中していない印象も受ける。
7枠14番 インフィナイト 牝3 54.0 北村友【B+】
栗東坂路併せ。前脚が着地後少し内向するが、左右のバランスは取れている。後脚は硬めも蹴り出す方向はまっすぐ。体の向きも進行方向をまっすぐ向いており、体幹はしっかりしている。勝負根性もあるようで、並走していた相手に前へ出させず、最後は首差先着した。
8枠15番 レッジャードロ 牝3 54.0 藤田菜【B-】
美浦ポリトラック併せの内。コーナーで相手を威嚇しにいく勝負根性は見せたが、四肢の可動域は狭めでポリトラックにしては目立たない動き。半馬身先着したがゴール後は差を詰められた。
8枠16番 ハッピーオーサム 牝3 54.0 岩田望【B】
栗東坂路併せ。管は細く非力な印象で、上に跳ぶためバタバタする着地が少し怖い。それでも勝負根性は十分で、1馬身ほど前で坂に入った相手を徐々に追い詰め併入。わずかに先着した。
参考ステップレースの結果