本記事は、2021年01月31日に東京競馬場ダ1400mで開催される「根岸ステークス」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは4歳上別定戦。登録馬は26頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は13頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アルクトス 59.0 【B】
美浦坂路3頭併せの中。ゆったりと大きなフットワークで動けている。最後は鞍上が外の相手を振り返る余裕があり、2頭を1馬身従えてゴールした。
サクセスエナジー 57.0 【B】
栗東坂路併せ。自分のリズムでバランス良く駆けられた。脚元は若干非力で、終い軽く気合いをつけたものの半馬身遅れたことは割引だが、相手の動きが良かっただけでマイナス評価するほどではない。
ステルヴィオ 58.0 【B+】
美浦坂路併せ。前半はゆったりと並走。中盤で気合いをつけて前に出ると、キビキビとした動きで抜け出し2馬身先着した。
スマートセラヴィー 56.0 【A】
栗東坂路併せ。鞍上は抑えめに進めたが馬は行く気十分。相手に少し前に出られるまで待って手綱をゆるめると、前半から見せていた気合い乗りどおりに抜け出し半馬身先着した。折り合いが完全についていたわけではないが、鞍上の指示を聞くことはできていた。レースにつながりそうな内容で、高評価したい。
スマートダンディー 56.0 【B-】
栗東坂路単走。前脚を着地後大きく外に蹴り出す完歩がほとんど。グネグネとしたフォームで見栄えはしない。ラストの3完歩はほぼまっすぐ蹴れていたが、全体としてはマイナス。
タイムフライヤー 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。好調時より動きは重め。口元でヒラヒラしているのは舌縛りのヒモのようで、舌は出していないようだ。活気はまずまずあり相手に抜かせず併入したが、手ごたえは相手に見劣った。体は太く見えるので当日の馬体重には注意したい。
テイエムサウスダン 55.0 【B】
栗東坂路単走。体の向きは進行方向より若干右。脚元は非力な印象はあるものの伸びやかで、鞍上はうまく見せムチを使って最後まで集中して駆けさせた。
デザートストーム 56.0 【B-】
栗東坂路単走。前半は抑えめの内容で、馬は左右に頭を向けてバタバタと走っていた。中盤から軽く促すと集中力は増し、前を向いて駆けられた。前脚はやわらか。一方、後脚は外を回す完歩も見られ、蹴り出す方向も一定しない。
ヘリオス 56.0 【C】
栗東ポリトラック併せの内。直線1馬身程度追走し、やや強めに追って1馬身半先着した。ただ、四肢の可動域は狭く一本調子な伸びでポリトラック追いにしてはいまいち目立たない。
メイショウテンスイ 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。荒々しさはありそのぶん迫力はあるのだが、動きは重め。楽な手ごたえの相手に何とか併入した。
ヤマニンアンプリメ 55.0 【C】
栗東坂路単走。肩が硬く、前脚の着地は力強いのだが、そのぶん動きが重い。対して後駆は軽すぎる印象で、後脚の着地ポイントも安定しない。
レッドルゼル 56.0 【A+】
栗東坂路単走。頭の位置は安定し、弾力性の高い動き。四肢の可動域は十分で、前後の連動性は高く着地も蹴りもやわらか。体の向きもまっすぐ。首の上下動幅にわずかにぶれはあるが、割引材料にならないレベル。申し分のない動きで、体もふっくら見せている。すばらしい状態でレースへ向かえそう。
ワンダーリーデル 56.0 【B】
栗東坂路併せ。途中で右にささったが立て直して併入。右前肢が着地後内向する完歩が何度か見られ、後脚の蹴り出す方向も一定ではないが、素軽く動けていて全体としてはまずまず。
参考ステップレースの結果