本記事は、2020年12月05日に中山競馬場芝3600mで開催される「ステイヤーズステークス」(G2)の追い切り評価最終版です。出走馬は15頭。以降の更新はありません。レースは3歳上別定戦です。
1枠1番 オーシャンビュー 牡7 56.0 嘉藤【C】
美浦南B(ダート)単走。頭は高めで首の可動域は狭い。後脚も非力な印象。体も太く見える。
2枠2番 シルヴァンシャー 牡5 56.0 戸崎圭【A】
栗東坂路単走。右手前の走りでは前駆が浮き気味だったが、中盤に左手前を決めてからはしっかり。前傾姿勢になって前後の連動性が高まり、動きに力強さが出た。手前によってフォームが変わるわけではなく、馬のスイッチが入ると好フォームになるようで、コースは右回りでも左回りでも問題なさそう。頭も良さそうなため、距離に合わせて駆けられそうだ。
2枠3番 ポンデザール 牝5 54.0 ルメール【B-】
美浦W3頭併せの外。内はヘリファルテ。馬場の真ん中を通り、3頭がほぼ並走して直線へ。鞍上は手綱を引っ張り気味に進めて行かせず、ゴール地点では並ぶ2頭に半馬身遅れ。そこから手綱をゆるめて伸びたが並ぶところまでやらかなった。最後はコーナー側に行く2頭と馬体を離したことも気になる。
3枠4番 ボスジラ 牡4 56.0 横山武【B-】
美浦坂路併せ。頭の高い走り。脚元はまずまず力強いが、終いは流して相手にアタマ差遅れた。タイムは出ているが馬場の真ん中を通ってのもので強調はしづらい。
3枠5番 アルバート 牡9 56.0 岩田康【B-】
栗東坂路単走。脚元の力強さはいまいちだが、やわらかさはあり楽に駆けられている。ただ、全盛期と比べると体は寂しく見える。
4枠6番 リッジマン 牡7 56.0 古川【-】
映像なし
4枠7番 メイショウテンゲン 牡4 56.0 池添【B】
栗東CW単走。馬場の外目を通って直線へ。動きは少しスローだが、大きなストライドで駆けられている。終いに強めの肩ステッキを一発入れて、適度な負荷をかけた。
5枠8番 アドマイヤアルバ セ5 56.0 大野【B+】
美浦坂路併せ。頭を低く保って首を使い、パワフルに登坂。やや強めに追った相手とほぼ馬なりに併入した。ゆったりとしたフォームで駆けられていて状態は良さそう。コーナーを逆手前で回ったことは割引だが、評価はプラスとしたい。
5枠9番 ヒュミドール セ4 56.0 吉田豊【B+】
美浦W単走。馬場の外側を通って直線へ。頭は高いが首でリズムを刻めている。脚元の弾力性もあり、集中力は豊富。直線は最後まで右手前で手前を替えるシーンを見られなかったが、フォームが一切崩れない点を高く評価したい。
6枠10番 タイセイトレイル 牡5 56.0 坂井【B】
栗東坂路併せ。中盤まではキビキビといい動きだったが、そこから脚色が鈍った。馬なりの相手に詰められたが、しぶとくハナ差先着。粘れたことは評価したい。
6枠11番 オセアグレイト 牡4 56.0 横山典【B】
美浦ポリトラック単走。軽い調整。四肢の可動域はいまいちだが、この内容なら仕方がない。馬は楽に動けており状態に問題はなさそう。半腱半膜様筋にピップエレキバンのようなものを貼っている。たまに見るが、効くのだろうか。
7枠12番 ステイブラビッシモ セ7 56.0 江田照【B+】
美浦W併せの外。ラチ側を深く入り、直線は1馬身差先行。鞍上は何度か相手の方を振り返りながらではあったが馬は楽に動いて1馬身半先着。動きはやわらかで良く見せる。相手のためにやったような内容は気になるが、評価はプラスとしたい。
7枠13番 タガノディアマンテ 牡4 56.0 津村【B】
栗東坂路併せ。一本調子に延びてハナ差先着。動きはパワフルで良く見せる。ただ、相手に寄られると逃げる傾向が見られることは大きな割引材料になる。
8枠14番 ゴールドギア 牡5 56.0 田辺【B】
美浦W併せの外。コーナーで馬体を接してまくっていくツケマイ状態になったが、コーナーではまくりきれず直線は半馬身差追走。相手に馬体を接して追い出し、抜け出して半馬身先着した。動きは重く、追ったほど進んで行かない印象だが、勝負根性と活気は評価。
8枠15番 ルミナスウォリアー 牡9 56.0 黛【B-】
美浦ポリトラック併せの外。1馬身ほど先行させた相手に半馬身遅れ。ゴール後並びかけるところまでやった。気合い乗りは良く、動きも悪くは見えないのだが、空回りしているような印象。もう少し前で地面をつかめるようになれば伸びそうなのだが。
参考ステップレースの結果