本記事は、2020年09月20日に中京競馬場芝2000mで開催される「関西テレビ放送賞ローズステークス」(G2)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳牝馬齢戦。登録馬は19頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は13頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アカイイト 54.0 【B】
栗東坂路単走。最後まで右手前でフォームのぶれは少なくスタミナはありそう。体の向きもまっすぐ。脚元はまずまず力強いが硬さも感じられる。
アブレイズ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントが体の外目になる完歩が多く、後脚もまっすぐ後ろに蹴れていない。中盤から舌を出した。
ウーマンズハート 54.0 【B+】
栗東坂路単走。左によれる完歩が1度だけあったが、それを除けばしっかり。キビキビとした良い動きで、中盤に手前を替えるとそこから加速して最後までリズム良く駆けられた。
エレナアヴァンティ 54.0 【A】
美浦W3頭併せの内。コーナーでは内にも2頭馬が居て5頭併せの真ん中のポジションになり、内の2頭はコーナーで置き去りに。直線は中と並んで外に1馬身差先行。外は詰めてこられずここで脱落。直線では3馬身ほど前に馬が居て、鞍上の指示に確実にこたえて楽に交わし、強く追う中の相手も馬なりに完封した。馬なりに抜群の手ごたえで、動きのやわらかさも十分。馬群も苦にしないだろう。短距離路線を歩んできた馬だが、内容も動きも申し分ない。調教評価は高くつけたい。
クラヴァシュドール 54.0 【B】
栗東坂路単走。馬なりの軽い内容。前脚と後脚はどちらも着地ポイントが近いが、それによるぶれはなく、軽い手先で気分良さそうに坂を駆け上がってきた。
チャイカ 54.0 【B-】
栗東坂路単走。前半はゆったりと入り、中盤に仕掛けて最後まで強めに追う内容。脚元の力強さはまずまずあるが、手前を替えようとして替えられなかったように見え、不器用な一面はあるかもしれない。動きも重め。
デゼル 54.0 【A】
栗東坂路単走。頭を低く保って首をやわらかに使い、まっすぐに登坂。四肢の可動域は十分で脚元はやわらかに使えている。坂路でこれだけ伸びやかに動ける馬には滅多にお目にかかれない。
フアナ 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。ある程度促したが併入止まり。体の向きはまっすぐで力強さはまずまずあるが、四肢の可動域は狭めで仕掛けへの反応も一息。
フィオリキアリ 54.0 【B】
栗東坂路併せ。相手と2~3頭分の間隔をあけていたため実質単走。1馬身先着した。頭は高めだが首の可動域は広く、前膝を上げてしっかり地面をつかめている。フォームの安定性には欠けるが適度な荒々しさと見られる範囲。
ムジカ 54.0 【B+】
栗東坂路併せ。手前の替え方は上手。坂に入ってすぐ左に替えて、その後若干疲れたゴール前で右に戻したのだが、減速せずスムースに替えられている。前脚は伸びやかで、前後のバランスも良く推進力も前を向いている。相手とペースを合わせてアタマ差先着した内容も良い。
ラインオブダンス 54.0 【C】
栗東坂路単走。首を上下動できておらず、前脚の動きもほとんどを制動力に使っているように見える。後脚ではまずまず力強く蹴れているのだが、前が動かないため推進力が上に逃げる。
リアアメリア 54.0 【B】
栗東芝単走。軽い内容で、終いだけさらりと馬なりに加速した。体はすらりと見せていて、当日馬体重が増えていて太く見えなければ、体高が増した成長分と考えて良さそう。キレのある良い動きだったが、芝追いであることと内容の軽さ、股間の白い汗が飛節まで垂れていることを割り引いて評価は据え置きたい。
リリーピュアハート 54.0 【B+】
栗東CW単走。馬場の真ん中を通って直線へ。四肢の可動域は広く、伸びやかに動けている。頭は高いが鞍上が手綱を短く持っているためで、むしろ反抗しようとしていないことに好感を持てる。軽い内容で評価はBが妥当かもしれないが、高くつけてみたい。
参考ステップレースの結果