着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | リアアメリア | 牝2 | 54.0 | 1:34.3 | A | 1 |
2 | 8 | サンクテュエール | 牝2 | 54.0 | 1:34.4 | B+ | 2 |
3 | 5 | ビッククインバイオ | 牝2 | 54.0 | 1:34.5 | B+ | 5 |
4 | 4 | ラインオブダンス | 牝2 | 54.0 | 1:34.7 | B- | 3 |
5 | 6 | オータムレッド | 牝2 | 54.0 | 1:34.9 | B | 6 |
6 | 3 | ルーチェデラヴィタ | 牝2 | 54.0 | 1:35.0 | B+ | 4 |
7 | 2 | ショウナンハレルヤ | 牝2 | 54.0 | 1:35.4 | B | 7 |
8 | 1 | オムニプレゼンス | 牝2 | 54.0 | 1:35.7 | B- | 8 |
9 | 7 | カイアワセ | 牝2 | 54.0 | 1:35.9 | B | 9 |
総評
A評価1頭、B+評価2頭。人気サイドとはいえ、A→B+→B+で決まったわけで、珍しく十分に参考になる結果になったと言えるだろう。
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パドック
1,2着はレース前から決まっているようなもので、大きな割引材料がない限り人気に逆らえなさそうなレース。個人的には、オッズを含め、昨年最優先で申し込み、抽選落ちしたサンクトゥエールに期待していた。この馬は+12キロで順調に成長しているようだが、やはりリアアメリアの方が良く見えてしまう。3,4番手に2頭挙げたがどちらもマイナス体重で、3着は難しかった。B+評価のビッククインバイオは追い切り良かったのだがパドックでは入れ込みがかなりきつく、大きな割引だった。
アルテミスS、1番人気リアアメリアは+20キロですが馬体はこれで十分。躓くシーンはありましたが大丈夫でしょう。サンクトゥエールは少しうるさいですがやわらかな動き。ショウナンハレルヤが水平首で集中。オータムレッドがキビキビと動けています。— jphb (@jphb_oikiri) 2019年10月26日
ポイント
リアアメリアの完勝。ゲートをふわっと出すと行きたがるリアアメリアを川田騎手が最後方へ誘導。それでも向こう正面では頭を上げて反抗していたが、無理矢理押さえ込んで3~4コーナーをカーブ。そのころには馬も落ち着いていた。直線。逃げるビッククインバイオは残り200メートルまで2馬身のリードを保っていたが、極限までかわいがったルメール騎手のサンクトゥエールが抜け出すその瞬間に、大外を通って難なくまとめて差し切った。
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分析
勝ち時計の1:34.3は、それほど強調できないが、リアアメリアの走りは圧巻。レースを使って調教しているようなもので、ふつうの馬なら向こう正面でやる気をなくしてしまってもおかしくないような内容だった。カーブで折り合いがついたことは収穫で、現時点の能力はこのメンバーでは数段上だろう。なお、後ろから行かせて折り合いをつけたのは、オークスを勝つところまで視野に入っているためだと考えられる。今回、タイムが34秒台になったのは、ルメール騎手がビッククインバイオを早々と交わさなかったためでもある。リアアメリアに勝つための戦略であるだけでなく、先々を見据えたレース運び。すっと前につけるセンスもあり、コントロールも効いている。それでも2か月後の阪神JFでリアアメリアに勝てるほど急激に成長するかと言えば、難しいかもしれない。着差は4分の3馬身だが、それほど圧倒的な差があった。かわいがられた3着ビッククインバイオと、同馬にすら追いつけなかった4着以下は、さらに現時点での能力差が大きそうだ。
評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2019/10/ArtemisStakes.html