着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | デアリングタクト | 牝3 | 55.0 | 2:24.4 | B | 1 |
2 | 16 | ウインマリリン | 牝3 | 55.0 | 2:24.5 | B | 7 |
3 | 7 | ウインマイティー | 牝3 | 55.0 | 2:24.6 | B | 13 |
4 | 6 | リアアメリア | 牝3 | 55.0 | 2:24.7 | B | 8 |
5 | 12 | マジックキャッスル | 牝3 | 55.0 | 2:24.8 | B | 14 |
6 | 15 | チェーンオブラブ | 牝3 | 55.0 | 2:24.9 | B+ | 17 |
7 | 10 | ミヤマザクラ | 牝3 | 55.0 | 2:24.9 | B+ | 4 |
8 | 5 | ホウオウピースフル | 牝3 | 55.0 | 2:25.0 | B- | 10 |
9 | 11 | リリーピュアハート | 牝3 | 55.0 | 2:25.1 | B | 6 |
10 | 17 | マルターズディオサ | 牝3 | 55.0 | 2:25.1 | B | 12 |
11 | 1 | デゼル | 牝3 | 55.0 | 2:25.1 | B+ | 2 |
12 | 13 | ウーマンズハート | 牝3 | 55.0 | 2:25.2 | B- | 15 |
13 | 18 | サンクテュエール | 牝3 | 55.0 | 2:25.4 | A | 5 |
14 | 14 | フィオリキアリ | 牝3 | 55.0 | 2:25.6 | C | 16 |
15 | 2 | クラヴァシュドール | 牝3 | 55.0 | 2:25.7 | B+ | 3 |
16 | 8 | スマイルカナ | 牝3 | 55.0 | 2:25.8 | B | 9 |
17 | 3 | アブレイズ | 牝3 | 55.0 | 2:26.1 | B- | 11 |
18 | 9 | インターミッション | 牝3 | 55.0 | 2:26.3 | C | 18 |
総評
A評価1頭、B+評価4頭。1週前の美浦がモヤで見えにくかったこともあり、2週連続のプラス評価は不在。1週前にホウオウピースフルをA評価、デアリングタクトとウインマイティーをB+評価していた。結果は1週前B+の2頭が1,3着で、2着は2週連続B評価のウインマリリン。微妙な結果になってしまった。
パドック
ミヤマザクラは本当に良く見せる。桜花賞でもパドック1番手評価して負けたが、今回もパドックでは抜けたナンバーワン評価。しかし結果は案外だった。2着ウインマリリンは少しゆるいかなという印象。3着ウインマイティーはアブレイズとどちらを最後に入れるか迷ってアブレイズにしてしまった。体をふっくら見せて、バランス良く動けていた。デアリングタクトはパドックでは発汗目立っていたが、ゴール後は体に白い汗が全くついていなかった。
オークス、ミヤマザクラが外を通ってスピード感のある歩様。体も大きく見せています。サンクテュエールが集中力豊富。クラヴァシュドールが気合い乗りちょうど。デゼルが落ち着いて周回。デアリングタクトは最後尾で発汗目立ちますがパワフルです。アブレイズがトモに丸みあり面白そうです。
— jphb (@jphb_oikiri) May 24, 2020
ポイント
ばらけたスタートからスマイルカナの逃げ。ウインマリリンは外枠スタートから行き脚ついて1コーナー過ぎに2番手に浮上。1~2コーナーの中間では折り合って最内に入れる理想的な展開に持ち込んだ。スマイルカナがウインマリリンを5馬身ほど離し、そこからさらに2馬身離れた馬群は前方と後方に分かれた。デアリングタクトは後方の前目最内につけ、3着ウインマイティーは前方の後ろ最内。1~3着馬はすべて内を確保していた。3~4コーナーで馬群は密集。直線はめまぐるしい展開になった。早めに仕掛けたのはクラヴァシュドールで、その外にウインマイティー。最内をウインマリリンが突く。一旦は先頭に立ったウインマイティーだったが、最後に右手前に戻して伸びず、内からウインマリリンが急襲。しかし最後に外目を飛んできたデアリングタクトがまとめて差し切った。
分析
勝ち時計の2:24.4は、まずまずではある。ただ、この日の東京競馬場芝コースは好タイム連発で、もの足りない時計ではある。前半1000メートルは59.8と速かったが、スマイルカナが1頭飛ばしたためで、実質的にはミドルペース。1,4,5,6着が後方から。ウインマイティーも3~4列目から押し上げての3着で、差し馬が台頭した。勝ったデアリングタクトは1~2コーナーで狭くなるシーンが見られたが、それをものともせず折り合って最後は弾けた。松山騎手は外に持ち出し、マルターズディオサの直後につけると、右と左のどちらにもスペースがぽっかり開いた。ここで内を選択。少し狭くなったが全くひるまず突き抜け、完勝した。2着ウインマリリンは前で唯一残った。最後まで最内をキープし、最小限のロスで運んだ横山典騎手の好騎乗だった。3着ウインマイティーは2400メートルでスタミナが保たなかった印象。それでも最後まで踏ん張る根性は立派だった。今後注目はマジックキャッスル。デアリングタクトが内と外のスペースをどちらでも選べたときに外に出していれば、スムースに彼女の通ったコースを抜けられていたはずだった。スペースを潰されて踏み遅れたぶんの5着であり、最後までしっかり伸びて脚を余した。上がり3Fは2位タイの33.4。デアリングタクトは33.1で0.3秒差しかなく、追い出しが遅れなかったと仮定すれば、机上の計算では勝っていてもおかしくなかった。松山騎手が意図して14番人気の馬のスペースを潰しにいったのかどうかはわからないが、マジックキャッスルが今後強くなれば、あのタイミングで内を選んだ一瞬の判断がクローズアップされてくるかもしれない。
評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/05/Oaks.html