本記事は、2021年03月21日に中山競馬場芝1800mで開催される「フジテレビ賞スプリングステークス」（G2）の追い切り評価（水曜夜更新分）です。レースは3歳牡牝馬齢戦。登録馬は17頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は12頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アサマノイタズラ 56.0 【B-】
美浦坂路併せ。鞍上は相手のことを気にしているようで、半馬身ほど先行して坂に入り、馬なりに進めてクビ差遅れ。動きが悪いわけではなく先導役の務めは果たしたが、相手のためにやったような内容。
イルーシヴパンサー 56.0 【B】
美浦W併せの内。カーブから積極的な動きで馬場の外目を通り、直線は1馬身差追走。ただ、それで疲れてしまったのか左手前を決めてからの伸びは一息で半馬身遅れ。ゴール後並ぶところまでやったが相手はスピードを落としていた。評価は難しいがコーナーの動きは良く、据え置きたい。
ヴィクティファルス 56.0 【A】
栗東坂路単走。どちらの手前でも体の向きはまっすぐ。首を使ってパワフルに動き、前後左右のバランスは良い。非の打ち所のない動き。
ヴィゴーレ 56.0 【B+】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中外目を通り、並走して直線へ。しばし並走して仕掛け。反応はまずまずで1馬身先着した。首を上手に使えていて、活気もある。
ヴェイルネビュラ 56.0 【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は外から半馬身差ずつ追走。直線は折り合い重視に進めて相手2頭にクビ差遅れ。ゴール後は並ぶところまでやった。首の動きが硬めだが前後の連動性は高く動きは悪くない。
オンザライン 56.0 【C】
美浦坂路3頭併せ。前に2頭を置いて壁を作って折り合わせ、坂の入り口で外へ。仕掛けて促し強めに追ったがいまいち伸びず、中に1馬身、内に半馬身遅れた。
セルジュ 56.0 【B-】
美浦W併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線は1馬身差追走。強めに追ったが馬なりの相手に追いつけず半馬身遅れ。ゴール後は差を広げられた。活気はあるが強調材料には乏しい。
ニシノオイカゼ 56.0 【B】
美浦坂路併せ。最後まで左手前で手前前肢に頼った走り。それでも活気は十分で相手に食い下がり、ハナ差遅れたが徐々に差を詰めて併入と言えるレベルまでやった。勝負根性も評価したい。
ビゾンテノブファロ 56.0 【B】
美浦W単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。頭は高めで非力な印象はあるが、首はまずまず使えており、ストライドも大きい。前膝を高く上げる走法は坂に合いそうで、評価は据え置きたい。
ボーデン 56.0 【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の真ん中内目を通り、直線は外から半馬身差ずつ追走。一瞬置かれかけるシーンはあったが、エンジンがかかると伸び、中と併入。外に1馬身先着した。置かれかけたシーンでは頭を上げていて脚元は見えなかった。手前を替えたと考えられ、そうだとすると手前の替え方は下手。ただ、その後の伸びは強烈だった。評価は据え置くが、はまれば強いかもしれない。
ランドオブリバティ 56.0 【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の外目を通り、直線は並ぶ2頭を1馬身差追走。相手2頭が体高のある馬で比較すると小さく見えてしまうが動きは悪くない。終い伸びて中と併入し、外に半馬身先着。ゴール後も長く脚色を保った。
ロードトゥフェイム 56.0 【B+】
美浦坂路併せ。頭の高い走りだが折り合いはついた。中盤で鞍上同士が会話したようで、そこから追い比べを開始。相手を一瞬で引き離して1馬身先着した。まだ線は細いが体の向きはまっすぐで、前後のバランスも良い。
参考ステップレースの結果
