ホープフルS 2020 レース回顧

2020年12月31日木曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
110ダノンザキッド牡255.02:02.8B1
21オーソクレース牡255.02:03.0A3
32ヨーホーレイク牡255.02:03.1B+4
411タイトルホルダー牡255.02:03.3C7
513シュヴァリエローズ牡255.02:03.4D5
65テンカハル牡255.02:03.5B-13
79アオイショー牡255.02:03.5B8
87マカオンドール牡255.02:03.7B9
94ヴィゴーレ牡255.02:04.4B11
1012アドマイヤザーゲ牡255.02:04.5B6
116ホールシバン牡255.02:04.8B-12
128バニシングポイント牡255.02:05.4B-10
1315セイハロートゥユー牡255.02:05.5D14
1414モリデンアロー牡255.02:08.3B-15
中止3ランドオブリバティ牡255.00:00.0B2


総評


A評価1頭、B+評価1頭。1週前にダノンザキッドをA評価しており、ヨーホーレイクは2週連続のB+評価。合計3頭がプラス評価で、きれいに1~3着。人気サイドの決着ではあったが、参考になったのではないだろうか。
 

パドック


出資馬が出るケースは基本的にどの馬に勝てばレースに勝てるか、という視点でしか見られないのだが、ダノンザキッドは1頭抜けて強そうだった。動きはやわらかで堂々としていた。先行してこの馬との叩き合いに持ち込めれば何とかなるかもしれないが、叩き合いになると騎手の腕の差が大きすぎて不利になるとは考えていた。オーソクレースは+10キロで太めには見えたが雰囲気のある馬。その上、内枠でルメール騎手が騎乗。対してこちらは下手なのになぜか良い馬に……(以下、自主規制)。これら2頭に相手は絞れるが、騎手の能力を考えれば馬券圏外の可能性もある。そして結果は、思ったとおり騎手が全能力を発揮してしまった。 

ポイント


シュヴァリエローズは1週目スタンド前でダノンザキッドにポジションを譲り、1~2コーナーで一切ポジションを主張せず、その上向こう正面で後ろに下げるという意味不明な騎乗。主張して先行していれば結果は違っただろう。ノーザンファームが彼を重用する意味がわからない。純粋な馬の能力でこのメンバーでも勝負になりそうだとわかったことは収穫だった。5月生まれで体も増えていた。これからの成長と、乗り替わりに期待したい。レースはランドオブリバティの4コーナーでの逸走もあったが、それをものともせず先行して進めたダノンザキッドが終始外を通って押し切った。強い競馬だった。
 

分析


勝ち時計の2:02.8は、強調できない。GI昇格後4年目で初めて1秒台を出せなかった。さらに、前半1000メートルは1:01.9と遅いながら、上がり3Fは最速でも36.4にすぎない。ただ、勝ったダノンザキッドは強い競馬。終始外を通って走破距離は長く、ランドオブリバティが前をカットしても全く動じなかった。2着オーソクレースはルメール騎手のコメントが不可解。ランドオブリバティの逸走で馬が驚き手前を替えてブレーキがかかったと発言したが、オーソクレースは最内を通っており、ランドオブリバティは馬場の真ん中から外へ進んでしまった。パトロールを見てもオーソクレースは不利を受けていない。ブレーキを踏む必要はなく、手前を替えたのは確かだがそれは直線で替えただけで何の問題もない。日本語能力の問題なのか負け惜しみなのか、そのあたりはよくわからない。シュヴァリエローズは5月生まれで今回プラス体重。これからも適度に成長して、まともなパートナーを得て、クラシックを楽しませてほしい。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2020/12/Hopeful-Stakes.html

             

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