本記事は、2020年09月21日に中山競馬場芝2200mで開催される「朝日杯セントライト記念」(G2)の追い切り評価(木曜夜更新分)です。レースは3歳馬齢戦。登録馬は16頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は13頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アイブランコ 56.0 【B】
美浦W併せの外。ラチ側を深く入り、並走して直線へ。コーナーでは立派に先導役を務め、直線は馬なりの相手に遅れかけたが、最後に鞍上がステッキを抜くとそれだけできちんと反応して食い下がり、併入。ゴール後も並んで駆けられた。動きは少し硬く発汗も目立つが、勝負根性はありそう。
ヴァルコス 56.0 【B】
栗東坂路単走。脚元は力強く適度な荒々しさもあるが、着地ポイントがぶれる完歩が多く、完全にまっすぐに走れているわけではない。前膝は上がっているため中山の坂は合いそう。
エクセレントラン 56.0 【B-】
美浦坂路3頭併せの内。外にクビ差遅れ、中にクビ差先着した。コーナーをショートカットして並んで坂に入っていることを考えると、タイムは不満。中の相手を威嚇しにいったため馬体を離し、最後はある程度落ち着いて駆けられたが舌を出した。
ガロアクリーク 56.0 【B-】
美浦W3頭併せの内。馬場の真ん中内目を通り、直線は両馬に1馬身差程度先行。軽々と引き離してゴールした。タイムは良いが通ったコースを考えると強調できない。余裕の先着も併せ馬の意味がないような内容で、頭の高い走りは見栄えしない。毛ヅヤは良いが。
ココロノトウダイ 56.0 【A】
美浦W3頭併せの中。ラチ側を深く入り、直線は外と並んで内に半馬身先行。馬なりに伸びてきた内に対して一杯に追って併入した。ただし、内の相手はフィエールマン。馬なりとはいえ最後まで食い下がり、迫力は十分だった。高評価したい。
サトノフラッグ 56.0 【B】
美浦W3頭併せの内。コーナーをショートカットして馬場の真ん中に持ち出し、ほぼ並ぶ2頭を直線1馬身差追走。外はついてこられなかったが、待ってくれた中の相手に馬なりとはいえ併入止まり。四肢の可動域は広くゆったりと動けているが、小さくまとまったような印象はある。マイナス評価するほどではないが。
サペラヴィ 56.0 【C】
美浦W併せの内。馬場の外目を通り、並走して直線へ。ある程度促して終いにステッキを入れたが反応はいまいち。馬なりの相手に半馬身遅れた。
ダノンファスト 56.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は1馬身差追走。馬なりに加速して1馬身先着した。体は小さく見せて非力な印象だが、直線の伸びはまずまず。
バビット 56.0 【B+】
栗東坂路単走。中盤から加速する内容。最後まで右手前で、加速後はストライドが大きくなり、頭を低く保って首を上手に使う好フォームになった。後脚の力強さは及第点レベル。一方、前脚は伸びやかで前膝から繋への連動性が高く、前からの推進力をきれいに後駆へと伝えられている。
ピースディオン 56.0 【B】
美浦W3頭併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は外を3馬身、中を2馬身差追走。じわりと脚を伸ばしてゴール地点では両馬にクビ差遅れもゴール後並ぶところまでやった。終始舌を出しているが、脚元はキビキビと動けている。
フィリオアレグロ 56.0 【B-】
美浦W併せの外。馬場の真ん中外目を通り、並走して直線へ。まじめにまっすぐ走っていて好感は持てるが、動きはもっさりした印象が強い。
マイネルソラス 56.0 【B+】
美浦W単走。途中疲れて頭を上げると、鞍上が強く押して頭を下げることを教え、馬もそれにこたえて最後までリズム良く走りきった。全体的な動きが小さくまとまっている印象はあるが、前後のバランスは良く、トモは厚くパワフル。前膝を適度に上げるフォームも安定している。今回またがった助手さんも上手く、内容込みで高評価してみたい。
ラインハイト 56.0 【A】
栗東坂路併せ。騎手騎乗の相手を全く問題にせず、長くしっかり追って最後まで脚色を伸ばした。首の角度は良く、脚元の回転力は豊富。フォームも安定している。好状態でレースへ向かえそう。
参考ステップレースの結果