本記事は、2020年05月23日に京都競馬場ダ1900mで開催される「平安ステークス」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは4歳上別定戦。登録馬は15頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は12頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アシャカトブ 56.0 【B】
美浦W併せの内。馬場の真ん中を通り、並走して直線へ。軽い内容で最後まで手前を替えなかったが、リラックスしてやわらかに駆けられている。
ヴェンジェンス 57.0 【B】
栗東坂路単走。いつも追い切りいまいち良く見せない馬で、今回も硬めの動きで後脚が外を回す完歩も多い。ただ後脚は強く蹴れており、問題はなさそう。この馬としてはB評価でいいだろう。
オメガパフューム 59.0 【C】
栗東CW併せの外。ラチ側を深く入り、直線は2馬身差追走。直線は仕掛けてステッキも使ったが、鞍上のアクションは小さめ。きっちりクビ差先着した。ただ、体はゆるく見え、動きも重い。四肢の可動域も好調時には遠く及ばない。タイムは出ているが、強調できない内容。
ゴールドドリーム 58.0 【B+】
栗東坂路併せ。頭を低く保ってキビキビと登坂。促して抜け出し、1馬身先着した。気配は一息だが、体はすかっと見せておりバランス良く動けている。
スマハマ 56.0 【B-】
栗東CW併せの外。ラチ側を深く入り、並走して直線へ。相手と馬体を合わせて折り合い、終い促してアタマ差先着した。馬格ありパワフルな一方、動きは少しスロー。アタマ差先着止まりだったことも割引。
スワーヴアラミス 57.0 【B】
栗東坂路単走。前駆の上下動と肩の硬さは少し気になるが、活気は十分。後脚はやわらかに蹴れている。
ダンツゴウユウ 56.0 【C】
栗東坂路単走。前脚の着地ポイントが近く、線も細く非力な印象。全体のタイムはまとめたが植え込み側を通ってのもので、終いは脚色が鈍った。
ハヤヤッコ 57.0 【B-】
美浦W併せの外。馬場の真ん中を通り、並走して直線へ。折り合い重視に進めて併入も、若干遅れた。個々のチェックポイントで悪い部分はないのだが、全体として見ると動きの連動性が不足気味。集中力は高い。
ヒストリーメイカー 56.0 【B】
栗東坂路併せ。鞍上は何度も振り返って相手が来るのを待ち、追いつかれてから合図。ただ、ようやく追いつかれたのが頂上付近で、加速する前に調教が終わってしまった。最後は併入も若干先着はしており、活気のあるいい動きなのだが、相手のためにやった内容で自分のメニューをこなせていない可能性が高い。評価は据え置きたい。
マグナレガーロ 56.0 【C】
栗東坂路併せ。見せムチから尻ステッキも使って追ったが反応はいまいち。1馬身ほど追いかけた相手に迫ったがアタマ差遅れた。
ミツバ 58.0 【B】
栗東坂路単走。わずかにラチ側へ流れてゴール。四肢の可動域はまずまずで、脚元の力強さもまずまず。気合い乗りもまずまず。すべてにおいて平均以上だがすばらしくもない動き。プラス評価には足りない。
ロードレガリス 56.0 【C】
栗東CW併せの内。馬場の真ん中を通り、直線は半馬身差追走。頭の高い走りで首をほとんど動かさない。終い軽く促したが半馬身遅れ。ゴール後も並ぶところまでやらなかった。馬格はあり目立つ馬だが、体も太めに見えるため当日の馬体重には注意したい。連勝中で人気が予想されるが、追い切りの美点は毛ヅヤが良いことくらい。
参考ステップレースの結果