本記事は、2020年11月07日に阪神競馬場芝1400mで開催される「KBSファンタジーステークス」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは2歳牝馬齢戦。登録馬は16頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は10頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
オパールムーン 54.0 【B-】
栗東坂路併せ。かなり荒削り。頭は高く、そのせいで前脚が伸びやかに出てこない。それでも終いはしっかり伸びて半馬身遅れにとどめた。
サルビア 54.0 【B】
栗東坂路併せ。前脚のさばきは硬く、前膝をやわらかに使えていない。着地ポイントも後ろにあり、前で地面をつかめないことは割引要素。一方、後脚はやわらかで力強い。ラストはゆったり伸びて4分の3馬身先着した。
デルマカンノン 54.0 【B】
栗東坂路併せ。前半はバタバタだったが、中盤以降追われてからの反応は良く、フォームが変わった。首をキビキビと使って前脚の着地ポイントが安定し、後脚もバランス良く動けるようになった。
フリード 54.0 【B+】
栗東坂路単走。まだ体幹がしっかりしていないようで、鞍上は上手くコントロールして走り方を教えている。乗り難しそうな馬だが、適度な荒々しさがあると見たい。潜在能力は高そう。
ミニーアイル 54.0 【A】
栗東CW併せの外。馬場の真ん中外目を通り、直線は半馬身差追走。鞍上は抑えめに進めたが馬の走る気は十分で、パワフルに伸びて2馬身先着した。
メイケイエール 54.0 【B-】
栗東CW単走。馬場の外側を通って直線へ。ふわふわとした走りで推進力は上に逃げ、手前の替え方もぎこちない。管は細く非力な印象。タイムは出ているが。
メイショウイチヒメ 54.0 【B】
栗東坂路単走。スケール感はいまいちだが、頭を低く保って集中力高く最後までまじめに駆けられた。
モンファボリ 54.0 【B+】
栗東坂路併せ。坂の中盤過ぎまで相手の真後ろにつけてぴたりと折り合い、終いはすっと横に持ちだして併入した。肩の可動域が狭く前さばきは硬めだが、後脚の動きにぶれはなく、内容にも好感。
ヨカヨカ 54.0 【B】
栗東坂路単走。前半は右へ左へと着地ポイントが安定しなかったが、その後はしっかり。気合い乗りは良く、キビキビと駆けられた。左手前の方が動きは良い。後半に手前を替えるわけではなくふわっとした完歩があったことは気になる。
ラヴケリー 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬体の完成度は高い。脚元は回転力の高いピッチ走法で、距離は短い方が良さそうだが1400メートルなら大丈夫だろう。フォームのぶれもほとんどない。
参考ステップレースの結果