本記事は、2022年4月3日に阪神競馬場芝2000mで開催される「大阪杯」の追い切り評価です。
A評価
各馬平均的でした。悪く見える馬は少ない一方、抜けて良く見える馬もおらず悩んだのですが、A評価はステラリアとします。派手さはないのですが狙い澄ましたようにきっちりと併入。わずかに先着しました。操縦性の高そうな動きで気配が良いです。B+評価
若干上位の2頭をB+評価します。スカーフェイスは体幹がしっかりしていてバランス良く安定した動き。ラチ側を安定したリズムで駆け上がってきました。キングオブコージはやわらかさはいまいちで頭は高いのですが動きのバランスは良く、体もふっくら見せています。その他注目馬
1番人気が確実視されるエフフォーリアは楽に動かしてやわらかさはありますが、内の相手に若干遅れました。ゴール後も前に出なかった点は割り引きで評価はBとしましたが、B評価組の中では上位です。ジャックドールはコーナーの走りがいまいちで肩が硬い点が気になりますが、直線相手の鞍上が振り返ってから追い出し、右手前に替えてから抜け出す内容は悪くなく、評価はBが妥当でしょう。ただ、久しぶりの右回りコースがどうかという懸念はあります。アカイイトは良くも悪くもいつもどおり。終い脚色が若干鈍るのですが、1週前より活気は出てきています。B評価組で気になったのは2頭。レッドジェネシスは動き上位です。ただ、最後に強く肩にステッキを入れてから馬の動きが硬くなった点は微妙です。あの一発は余計だったのではないかと考え、評価はBにとどめました。マカヒキは1週前より大幅に良化しています。坂路で並走する内容で、体を大きく見せて活気も出てきています。最後にレイパパレですが、出資馬なので評価不能のDにしています。贔屓目は大いに入りますが、前走時より良化していることは間違いないでしょう。まっすぐに落ち着いて走れていて、脚元の回転力も十分です。金鯱賞は追い切り不安な内容で、パドックは中京競馬場で生で見たのですが毛ヅヤが悪く、良くて7割の状態といったところでした。香港は入れ込んで馬体も貧相に見え、それよりはましでしたが。個人的にはこの子が最高の状態で出てきたのは宝塚記念だと考えています。当時を100とすると去年の大阪杯で90、大原Sが95というイメージでしょうか。ジャックドールとは今回2キロ差がつきますし、前走からの上がり目を考えれば今年も期待させてくれるのではないでしょうか。公式のぬいぐるみになるためには、もう1つのGI勝ちが必要。がんばってくれるはずです。
全頭評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 評価 | 1週前 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | スカーフェイス | 牡6 | 57.0 | 岩田康 | B+ | - |
1 | 2 | レッドジェネシス | 牡4 | 57.0 | 藤岡康 | B | B- |
2 | 3 | ヒュミドール | セ6 | 57.0 | Mデムーロ | B- | B |
2 | 4 | ジャックドール | 牡4 | 57.0 | 藤岡佑 | B | - |
3 | 5 | アカイイト | 牝5 | 55.0 | 幸 | B | B |
3 | 6 | エフフォーリア | 牡4 | 57.0 | 横山武 | B | B |
4 | 7 | ウインマリリン | 牝5 | 55.0 | 松岡 | B | - |
4 | 8 | ポタジェ | 牡5 | 57.0 | 吉田隼 | B- | - |
5 | 9 | アリーヴォ | 牡4 | 57.0 | 武豊 | C | B |
5 | 10 | ヒシイグアス | 牡6 | 57.0 | 池添 | C | B- |
6 | 11 | ステラリア | 牝4 | 55.0 | 福永 | A | - |
6 | 12 | ショウナンバルディ | 牡6 | 57.0 | 坂井 | C | - |
7 | 13 | キングオブコージ | 牡6 | 57.0 | 横山典 | B+ | - |
7 | 14 | レイパパレ | 牝5 | 55.0 | 川田 | D | - |
8 | 15 | アフリカンゴールド | セ7 | 57.0 | 国分恭 | B | B- |
8 | 16 | マカヒキ | 牡9 | 57.0 | 岩田望 | B | C |