本記事は、2022年4月10日に阪神競馬場芝1600mで開催される「桜花賞」の
1週前追い切り評価です。
A評価
最も良く見えたのは
ナムラクレアでした。栗東CWの右回り3～4コーナーで左前に相手を置き、内から外へ持ち出して豪快に捲りきり、突き抜ける内容です。距離が不安視されていて、実際に走りはピッチ気味ではありますが、マイルなら対応できそうです。次点は
ライラック。まだ全力を出していないようですが、頭を低く保って四肢の可動域広く、関節のやわらかな走りです。今回でスイッチを半分入れて本追い切りにつなげられそうな良い動きでした。
B+評価
B+評価には人気になりそうな2頭が入りました。
ナミュールはバランス良く落ち着いてまっすぐに坂を駆け上がってきました。適度に気合をつけてきっちり4分の3馬身先着。ほぼ仕上がっています。
サークルオブライフは右前脚の使い方が秀逸です。前膝が柔軟で右前を起点に全体をコントロールするような走りです。
その他注目馬
今回は悪く見える馬がおらず、B-評価した各馬もいつもならB評価です。そのB評価組の中から、上位3頭を取り上げます。
ウォーターナビレラは後脚が強すぎるのでしょう。前駆が浮いて前脚の蹴りによる推進力を生かせていません。ただ、後駆の爆発力は相当なもので、それを生かしたパワフルな走りをできています。前駆を生かすために沈み込むような走りを作っていくのか、いまのフォームを洗練させていくのか、今後の成長を含めて注目です。
ラブリイユアアイズは重心は高いのですが背中は安定。終いにすっと伸びて相手を突き放しました。集中力も高く、状態は良さそうです。
アネゴハダは坂路で併せてしっかり追いました。相手は大きな馬で、途中に寄られるシーンがあったのですが、全く動じなかった勝負根性は目を引きました。
全頭評価
| 馬名 |
斤量 |
評価 |
| アネゴハダ | 55.0 | B |
| アリシアン | 55.0 | - |
| アルーリングウェイ | 55.0 | B |
| ウォーターナビレラ | 55.0 | B |
| カフジテトラゴン | 55.0 | B- |
| カランセ | 55.0 | - |
| グランスラムアスク | 55.0 | B- |
| クロスマジェスティ | 55.0 | B- |
| サークルオブライフ | 55.0 | B+ |
| サブライムアンセム | 55.0 | B |
| スターズオンアース | 55.0 | B |
| ナミュール | 55.0 | B+ |
| ナムラクレア | 55.0 | A |
| パーソナルハイ | 55.0 | - |
| ビジン | 55.0 | - |
| ピンハイ | 55.0 | B- |
| フォラブリューテ | 55.0 | B |
| プレサージュリフト | 55.0 | B |
| ベルクレスタ | 55.0 | B- |
| ライラック | 55.0 | A |
| ラズベリームース | 55.0 | B |
| ラブリイユアアイズ | 55.0 | B |
