本記事は、2021年01月17日に中山競馬場芝2000mで開催される「京成杯」(G3)の追い切り評価(水曜夜更新分)です。レースは3歳別定戦。登録馬は17頭、うち追い切り映像の更新されていた馬は9頭でした。すべての出走馬が含まれていない可能性があります。枠順確定後に最終版記事を配信します。
アクセル 56.0 【C】
栗東CW単走。馬場の真ん中外目を通って直線へ。最後まで右手前で動きはスロー。コーナーでは後脚が流れる完歩が目立った。
ヴァイスメテオール 56.0 【B+】
美浦W3頭併せの中。馬場の真ん中を通り、直線は外から半馬身差ずつ追走。先に前に出た内を目標に追ってアタマ差先着。外には1馬身半先着した。前半の動きは目立たなかったが、追ってからは四肢の可動域が広くなり迫力のある動きになった。ゴール後も適度に気合いをつけて負荷をかけた。
ヴェローチェオロ 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。前半は手綱を引っ張る鞍上に反抗して口を割り、掛かっていたが、手綱をゆるめるとまずまずやわらかなフォームになった。同時に鞍上は手綱を使って左右から気合いをつけ、何度かステッキも強めに当てて駆けさせた。最後は右側に居た馬(おそらく同厩舎)が寄ってくれて目標が出来たこともあって落ち着いたようだ。気性面に課題はありそうで、それをクリアさせようとする前半の内容は悪くないが、馬の動きが良くなってからステッキを使いすぎていることには疑問。評価は下げたい。
グラティアス 56.0 【A】
美浦W併せの内。馬場の真ん中外目を通り、直線はほぼ目の前を行かせた相手を1馬身差追走。手前を替えるとすっと並び、しばし折り合い。ラストは楽に促して半馬身先着した。完璧な内容。
セルヴァン 56.0 【B+】
美浦ダート併せの外。直線半馬身差先行し、並ばれて抜かせず、じっと併入した。ダート追いで、最後まで右手前。これらは割引要素ではあるが、気合い乗りは良く動きに迫力もあるため評価は高くつけたい。
タイソウ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。集中力はまずまずあり、フォームの安定性は高いが、手前前肢に頼るフォームで動きはスロー。
ディクテイター 56.0 【B】
栗東CW併せの外。馬場の外側を通り、直線はクビ差先行。馬なりに進めてほぼ併入した。フォームはまだぎこちないところが多くいまいち目立たないが、内容は悪くない。1週前は手前を何度か替えて併入する内容で、動きは当週よりなめらかだった。体は1週前より絞れて良くなっている。
プラチナトレジャー 56.0 【A】
美浦W併せの外。馬場の外目を通り、直線はショートカットしてきた相手に2馬身差先行。鞍上は体の横にムチを出すだけにとどめ、最後まで集中して駆けさせ2馬身先着。相手と離れて先行し、押し切る内容の調教は珍しいが、馬は伸び伸びと駆けられており内容は良いと見たい。活気も適度にあり、高評価したい。
ミヤビハイディ 54.0 【C】
美浦坂路併せ。1馬身ほど追いかけた相手と差を詰めてクビ差遅れ。頭は高く脚元もペタペタと着地する印象で、動きはいまいち目立たない。
参考ステップレースの結果