2着【B-:5人気】1番 ダノンシャーク 1:32.6
3着【B:11人気】4番 クラレント 1:32.7
4着【A:1人気】7番 フィエロ 1:33.0
5着【B+:10人気】12番 アルバートドック 1:33.0
6着【B:6人気】15番 サンライズメジャー 1:33.0
7着【C:15人気】5番 ケイティープライド 1:33.0
8着【映像なし:12人気】13番 ケントオー 1:33.1
9着【B-:9人気】6番 エキストラエンド 1:33.2
10着【B:8人気】3番 テイエムイナズマ 1:33.5
11着【B-:13人気】10番 マーティンボロ 1:33.5
12着【A:4人気】14番 ダノンリバティ 1:33.5
13着【B+:2人気】9番 ネオスターダム 1:34.1
14着【B:7人気】11番 レッドアリオン 1:34.5
15着【映像なし:14人気】8番 アルマワイオリ 1:34.5
A評価2頭、B+評価3頭。掲示板に高評価5頭中3頭が載ったとはいえ、馬券に絡んだのは1頭のみ。B+評価のクルーガーが勝ったものの、2着はB-評価ダノンシャーク。3着にB評価クラレントが入った。
パドック。最も良く見えたのはネオスターダムだった。尾を後脚に巻き込みながら、しかっかりとした歩様で歩けていた。アルバードドッグもスッスッと元気に歩く。フィエロはさすがに見栄えがする。尾の雰囲気も良い。一方、ダノンリバティは頭が高くいまいちな雰囲気。この馬は馬柱からするとテイエムイナズマとほぼ互角で、能力が足りるかどうかと悩んでいたのだが、パドックからは強く買いたいと感じなかった。ダノンシャークはごくふつう。この馬はいつも良く見せてくれるので評価が難しい。クラレントはプラス10キロだったが見た目太いとは感じなかった。ある程度人気しており、いつも追い切りで動かないサンライズメジャーは、歩様のバランスがいまいちだった。
レース。テイエムイナズマが出遅れ。クルーガーも後ろから。積極的にハナを奪いに行く馬がおらず、横一線が続いたが、テンのスピードの違いでクラレントがハナへ。隣にアルマワイオリがつける。外からサンライズメジャーが交わしていく。フィエロは後方3番手の外につけた。アルバートドッグはその後ろ。最後方がマーティンボロ。前半3Fは34.1。クラレントは前を壁にしてきれいに折り合う。馬群が固まって直線。粘るサンライズメジャーを標的に、内からクラレントが迫る。その後ろからダノンシャークとクルーガーが伸びる。大外からフィエロ。ゴール前はサンライズメジャーを内から交わした3頭の叩き合い。最内を突いたクルーガーが抜け出し1着。2着にはクラレントを外から交わしたダノンシャークが入り、クラレントは3着に粘り込んだ。大外を回したフィエロが4着。さらに外から迫ったアルバートドッグが5着に入った。マイラーズC、ネオスターダムが尾を巻き込んですばらしい仕上がり。アルバートドッグが元気に歩けています。フィエロは尾の雰囲気が良いです。クルーガーは少しうるさいですが馬体はきれい。ダノンリバティは頭が高いのがどうか。レッドアリオンがバランス良く歩けています。穴はマーティンボロ。— jphb (@jphb_oikiri) 2016年4月24日
勝ち時計の1:32.6は、レッドアリオンが記録した昨年のタイムに並ぶ。今年はエアレーション作業を実施したため、昨年ほどパンパンの良馬場ではなく、悪くない時計だ。勝ったクルーガーは最内の経済コースをきれいに抜けてきたもので、展開の助けもあった。松山騎手はしてやったりの騎乗だろう。ダノンシャークは内枠を生かして中団前目につけた。ここのところ後ろからの競馬で結果を出せなかったが、前走の阪急杯は0.3秒差まで押し上げてきていた。今回は、好位で折り合い、長くいい脚を使えた。8歳馬だが元気だ。3着のクラレントは実績ナンバーワン。戦ってきた相手を考えると、この着順は驚けないだろう。フィエロは、安田記念狙いとはいえ追い切りはきれいに動いた。後ろから終始外を回した安全策は、いつも稽古をつけている鮫島良騎手が馬の能力を信頼した証であろうが、一方で本番までに馬に負荷をかけすぎたくない気持ちもあったのではないか。ここで勝っていれば、もしかしたら本番も乗れたかもしれない。若手騎手には、こういうレースでがつがつしてほしい。
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http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2016/04/MilersCup.html