本記事は、2022年6月26日に阪神競馬場芝2200mで開催される「宝塚記念」の追い切り評価です。
A評価
パンサラッサを2週連続A評価しました。今週は坂路追い。後ろから馬が来たため、手前変換のタイミングで少しカッとなりましたが、そこから落ち着きを取り戻し、来た馬を馬なりに突き放してゴール。バランス良い走りで気配も良好です。内容は完全に予定どおりとは言えないでしょうが、勝負根性を見せてくれた結果になり、精神状態の良さも確認できました。
タイトルホルダーも好内容です。直線1馬身前に置いた相手の鞍上が上手にエスコートしてくれて、馬なりに並びかけてクビ差先着。脚元は軽快です。
B+評価
ディープボンドは馬なりにさらりと。それでも迫力があり四肢の可動域も十分です。
エフフォーリアは今週も力みがあり、好調時より若干重さも感じますが、四肢の可動域は十分で集中力もあります。軽く促す程度で外を完封し、終い内を突き放して1馬身先着しました。プラス評価に足る状態まで上がってきたと判断します。もう1頭、
キングオブコージもプラス評価しておきたいです。集中力は高く、それが力みにつながってもいません。リラックスした動きで、股関節のやわらかさが理想的な状態になっています。
その他注目馬
1週前B+評価の
ヒシイグアスは、抑えめの内容で仕方ないところはありますが、四肢の可動域が狭く全く見栄えしませんでした。同評価の
ウインマリリンも今週は軽い調整。終いの数完歩だけ少し加速させました。こちらはバランスの良い動きで体にも適度な張りがあります。これで十分と見たいです。
デアリングタクトは、微妙な内容。今週は坂路追いでしたが、前走時や1週前と同様に後脚の力強さが休養前に比べると不足しているように感じます。評価は悩みましたがマイナスとしました。大阪杯を勝った
ポタジェはポリトラック追い。コーナーでは遊んでいましたが、直線はバランス良く動けていてまずまずくらいの状態にはありそうです。
全頭評価
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
評価 |
1週前 |
1 | 1 | オーソリティ | 牡5 | 58.0 | C.ルメール | B | B- |
1 | 2 | アフリカンゴールド | セ7 | 58.0 | 国分恭介 | C | - |
2 | 3 | メロディーレーン | 牝6 | 56.0 | 団野大成 | B- | C |
2 | 4 | エフフォーリア | 牡4 | 58.0 | 横山武史 | B+ | B |
3 | 5 | アイアンバローズ | 牡5 | 58.0 | 石橋脩 | C | C |
3 | 6 | タイトルホルダー | 牡4 | 58.0 | 横山和生 | A | B |
4 | 7 | デアリングタクト | 牝5 | 56.0 | 松山弘平 | B- | B |
4 | 8 | ステイフーリッシュ | 牡7 | 58.0 | 坂井瑠星 | B | B |
5 | 9 | マイネルファンロン | 牡7 | 58.0 | M.デムーロ | B | B |
5 | 10 | ヒシイグアス | 牡6 | 58.0 | D.レーン | C | B+ |
6 | 11 | パンサラッサ | 牡5 | 58.0 | 吉田豊 | A | A |
6 | 12 | ウインマリリン | 牝5 | 56.0 | 松岡正海 | B | B+ |
7 | 13 | アリーヴォ | 牡4 | 58.0 | 武豊 | B- | - |
7 | 14 | キングオブコージ | 牡6 | 58.0 | 横山典弘 | B+ | B- |
7 | 15 | ディープボンド | 牡5 | 58.0 | 和田竜二 | B+ | A |
8 | 16 | グロリアムンディ | 牡4 | 58.0 | 福永祐一 | B- | B |
8 | 17 | ギベオン | 牡7 | 58.0 | 西村淳也 | C | - |
8 | 18 | ポタジェ | 牡5 | 58.0 | 吉田隼人 | B | B- |