本記事は、2021年12月28日に中山競馬場芝2000mで開催される「ホープフルステークス」(G1)の追い切り評価です。出走馬は15頭。レースは2歳牡牝馬齢戦です。
A評価
人気はなさそうですが、2週連続で最も良く見えたのはラーグルフでした。体幹の安定性が白眉で、フォームのぶれがなくしっかり地面をつかんで蹴れています。集中力も豊富で欠点が見当たりません。一発を期待したいです。
B+評価
次点はジャスティンパレス。フォームに少しぶれはありますが加速力は十分。力をセーブしながらも、抜かせない勝負根性も備えています。乗りやすそうな印象を受けます。
その他注目馬
1番人気が確実視されるコマンドラインは、1週前良かったのでこれでいいのかもしれませんが、不安な最終追い切りでした。3頭併せで遅れたため見栄えもしませんし、直線を向いたタイミングでは良い手ごたえで加速しそうになりながら伸びない内容もいまいちです。キラーアビリティは1週前下位評価でしたが今週は良くなっています。スムースに伸びて併入する内容で、派手さはありませんがバランス良く動けています。1週前良かったアスクワイルドモアは集中力と前駆の安定性は高く評価しました。後脚は若干力強さに欠けるためB評価としましたが、動きは上位です。グランドラインはコーナーで内の相手に合わせて進め、直線ではきっちり差し返して併入。手ごたえは上回りました。走破距離の長い外を通って内に遅れずコーナーリングできたことは評価できます。オニャンコポンは愉快な名前で単勝が売れてしまうかもしれませんが、丸みのある好馬体で動きにやわらかさはあります。気になったもう1頭はフィデル。馬場の表面に雪がかかっていたためでしょうか、軽い内容ですが気配も馬体も良いです。雪で予定外のメニューになったのか、軽い内容が予定どおりなのかがわからず、悩ましい1頭です(サトノヘリオスとの併せ馬でした。サトノヘリオスも同様の内容で、いまいちな動きが見栄えせず評価はCとしました)。タイラーテソーロは1週前良かったのですが、併せ馬でチグハグな動き。今週の評価は下げました。
全頭評価
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
評価 |
1週前 |
1 | 1 | シェルビーズアイ | 牡2 | 55.0 | 松田大作 | B- | B |
2 | 2 | アケルナルスター | 牡2 | 55.0 | 柴田大知 | C | B |
2 | 3 | ラーグルフ | 牡2 | 55.0 | 丸田恭介 | A | A |
3 | 4 | グランドライン | 牡2 | 55.0 | 三浦皇成 | B | 映像なし |
3 | 5 | キラーアビリティ | 牡2 | 55.0 | 横山武史 | B | B- |
4 | 6 | コマンドライン | 牡2 | 55.0 | C.ルメール | B- | B+ |
4 | 7 | サトノヘリオス | 牡2 | 55.0 | 岩田望来 | C | 映像なし |
5 | 8 | ジャスティンパレス | 牡2 | 55.0 | C.デムーロ | B+ | 映像なし |
5 | 9 | ボーンディスウェイ | 牡2 | 55.0 | 石橋脩 | B- | 映像なし |
6 | 10 | マテンロウレオ | 牡2 | 55.0 | 横山典弘 | B | B- |
6 | 11 | クラウンドマジック | 牡2 | 55.0 | 岩田康誠 | C | B- |
7 | 12 | オニャンコポン | 牡2 | 55.0 | 菅原明良 | B | B- |
7 | 13 | フィデル | 牡2 | 55.0 | 川田将雅 | D | B |
8 | 14 | タイラーテソーロ | 牡2 | 55.0 | 内田博幸 | C | B+ |
8 | 15 | アスクワイルドモア | 牡2 | 55.0 | 武豊 | B | A |