S1：東京ダービー 追い切り評価～2021年6月9日開催

本記事は、2021年6月9日に大井競馬場ダ2000mで開催される「東京ダービー」（S1）の追い切り評価です。出走馬は16頭。レースは3歳オープン重賞戦です。

A評価

A評価は人気が予想されるトランセンデンスにつけました。しっかりと負荷をかけて、食い下がるトーセンマッシモを完封。集中力も高く好状態でレースへ向かえそうです。

B+評価

ブライトフラッグは牧場坂路の軽い内容ですが、併走馬を置き去りにしていますしバネの効いた走りです。前脚も伸びやかに使えています。頭の高い走りで本来B評価が妥当かもしれませんが、B評価組の中でどれか1頭選ぶとなるとこの馬になったため、明示的にプラス評価しています。

その他注目馬

極端に悪く見える馬はおらず、C評価はつけませんでしたが、プラス評価に足る馬は少ない印象です。トーセンクロードは口向きの悪さを見せながらまっすぐ走れています。右前肢を軸にした走りで最後まで手前を替えなかったことは割引ですが、動きはやわらかでB評価組の中でも上位です。トーセンマッシモはトランセンデンス相手に食い下がることはできており、レースでもこの勝負根性を出せれば面白い存在になるかもしれません。ただ、トランセンデンスより上位に来そうにはない印象はあります。サヨノグローリーのD評価は、暗くピンボケしていて映像をしっかり確認できなかったためです。鞍上は激しく追って負荷を十分にかけていることはわかりました。「こんな映像ならいらない」と言う人は居るかも知れませんが、1度きりの追い切りですし、カメラが不調なときもあるでしょう。どんな映像でもいいので公開していただける方がありがたいです。少なくとも、一杯に追えるほどの健康状態であるか、もしくは絞りたいなど追った方が良くなる状態にあることは想像できます。人気が予想されるアランバローズは前走、前々走のどちらもA評価して勝ちきれなかった馬なのですが、今回はいまいち目立ちません。手先だけで走っていて脚元が軽すぎる印象です。弾力性はあり、見方によっては良いと判断してもいいのでしょうが、評価はマイナスとしました。

全頭評価

枠番	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	評価
1	1	トーセンクロード	牡3	56.0	石崎駿	B
1	2	サヨノグローリー	牡3	56.0	町田直希	D
2	3	セイカメテオポリス	牡3	56.0	御神本訓	映像なし
2	4	ピースフラッグ	牡3	56.0	山崎誠士	映像なし
3	5	タブラオ	牡3	56.0	真島大輔	B-
3	6	チサット	牡3	56.0	笹川翼	B-
4	7	ホウヨウクリスタル	牡3	56.0	吉井章	映像なし
4	8	ギャルダル	牡3	56.0	矢野貴之	B
5	9	アランバローズ	牡3	56.0	左海誠二	B-
5	10	ワールドリング	牡3	56.0	今野忠成	B-
6	11	マカベウス	牡3	56.0	本田正重	B
6	12	トーセンマッシモ	牡3	56.0	的場文男	B
7	13	ブライトフラッグ	牡3	56.0	本橋孝太	B+
7	14	ギガキング	牡3	56.0	和田譲治	B
8	15	トランセンデンス	牡3	56.0	森泰斗	A
8	16	ジョエル	牡3	56.0	張田昂	B