本記事は、2021年06月06日に東京競馬場芝1600mで開催される「安田記念」(G1)の追い切り評価です。出走馬は14頭。レースは3歳上定量戦です。
A評価
2頭をA評価しました。3歳馬シュネルマイスターは、リズム良く駆け、併入もわずかに先着。伸びは鋭く、直線でがまんできた点も好感です。トーラスジェミニはコーナーから活気十分。手前を替えてはるか前を行く相手をとらえ、差し切りました。股間の発汗は気になりますが、動きは最も良く見えます。
B+評価
ケイデンスコールはきれいな後継ラップ。加速力は十分で、戦績からも本格化したと考えて大丈夫でしょう。前半すこしふらついたため評価は1つ下げましたが、加速してからは気合い乗り良くまっすぐ伸びました。ダイワキャグニーは口元の泡気になりますが、四肢の可動域十分でやわらかかつ伸びやかな動きです。
その他注目馬
断然の1番人気が予想されるグランアレグリアは坂路で前の2頭を追いかけて追いつきませんでしたが、かなり離れていましたし、追いつけなかったわけではなさそうです。集中力は高く折り合いついたと見ることもでき、脚元はまっすぐ後ろに力強く蹴れています。体幹は安定していますし、能力の絶対値が高いためこれで大丈夫でしょう。とはいえ勝負根性がどうなのかという疑問はあり、B評価としました。インディチャンプは1週前より力強さが増してきました。頭は高めで前半は蹴り出す方向が安定しませんでしたが、中盤以降はキビキビと動けていて、相手を置き去りにしてからは楽に動けています。1週前の動きが良かったダノンキングリーは、今週もダート追い。コーナーでツケマイ状態になり、きっちり競り落として直線にはアタマ差程度前で入ったのですが、終い軽く促した割に手ごたえが見劣ったことは割引です。ただ、コーナーの動きは良く評価は据え置きました。
全頭評価
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
評価 |
1週前 |
1 | 1 | サリオス | 牡4 | 58.0 | 松山 | B- | B |
2 | 2 | ギベオン | 牡6 | 58.0 | 西村淳 | B | C |
3 | 3 | ダイワキャグニー | セ7 | 58.0 | 石橋脩 | B+ | B |
3 | 4 | カラテ | 牡5 | 58.0 | 菅原明 | C | B |
4 | 5 | グランアレグリア | 牝5 | 56.0 | ルメール | B | D |
4 | 6 | ダノンプレミアム | 牡6 | 58.0 | 池添 | B | B |
5 | 7 | ラウダシオン | 牡4 | 58.0 | Mデムーロ | B- | 映像なし |
5 | 8 | インディチャンプ | 牡6 | 58.0 | 福永 | B | B |
6 | 9 | トーラスジェミニ | 牡5 | 58.0 | 戸崎圭 | A | B+ |
6 | 10 | カデナ | 牡7 | 58.0 | 武豊 | B- | B- |
7 | 11 | ダノンキングリー | 牡5 | 58.0 | 川田 | B | A |
7 | 12 | ケイデンスコール | 牡5 | 58.0 | 岩田康 | B+ | 映像なし |
8 | 13 | シュネルマイスター | 牡3 | 54.0 | 横山武 | A | 映像なし |
8 | 14 | カテドラル | 牡5 | 58.0 | 田辺 | B- | B |