金鯱賞 2021 レース回顧

2021年3月17日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
15ギベオン牡656.02:01.8B-10
21デアリングタクト牝455.02:01.8B-1
310ポタジェ牡456.02:01.9B6
44グローリーヴェイズ牡657.02:01.9B2
57キセキ牡757.02:02.0A3
62サンレイポケット牡656.02:02.0B7
79サトノフラッグ牡456.02:02.2B+5
88ペルシアンナイト牡757.02:02.6B+8
96ジナンボー牡656.02:03.4C9
103ブラヴァス牡556.02:03.6B+4


総評


A評価1頭、B+評価3頭。 10頭立てで4頭のプラス評価がすべて5着以下。目も当てられない結果になった。
 

パドック


キセキはパドック番長でいつも良く見せるが、今回も良かった。馬体重-12キロながら、体には少し余裕があるように見えたことは気になったが、大きく全身を使って歩けていた。ただ、いつも良く見える馬が今回も良く見えるだけという話かもしれない。各馬平均的に良く見えるパドックで、キセキが際立っていた印象。無理矢理次点を挙げるならブラヴァスだったが、最下位。Twitterをやらなくてよかった。

ポイント


ギベオンの逃げ。絶妙にコンタクトを取って、外からサトノフラッグが並びかけてきても馬にストレスを与えない先行策は西村淳騎手が最も得意とするところだ。キセキが下げて最後方から進めた以外はほぼ一団の馬群を、落ち着いた流れに持ち込んで楽に先行させる。開幕したばかりの中京のきれいな馬場で最内を進み、コースロスはない。直線も脚色を保ち、まんまと逃げ切った。
 

分析


勝ち時計の2:01.8は、重馬場とはいえいまいち強調できない。各馬目標が先にあり、ここはステップレースという位置づけである一方、ギベオンは叩き3戦目。同様にここを狙ってきたのは白富士S組になるが、その前走でギベオンは59キロを背負っての4着だった。ポタジェは斤量1キロ増で鞍上大幅弱化、サンレイポケットは斤量据え置きで鞍上弱化と考えれば、ギベオンはもう少し人気していてもおかしくなかった。ただ、超スローペースに持ち込んだわけでもなく、最低人気の馬を逃げ切らせた主要因は、西村淳騎手の技術力の高さだろう。前半1000メートルは1:01.4と遅めのミドルペース。サトノフラッグにつつかれる展開だったが馬をリラックスして最内を走らせ、1F12秒前後のペースを維持。上がり1Fも12.8と保たせた。デアリングタクトをクビ差退けたのだから、十分に強い勝ち方であり、いつもながら好騎乗だった。これで重賞初勝利。上手いのがバレてきているので馬券妙味は少なくなってきたが、これからも活躍してくれるだろう。藤原英厩舎は岩田望来騎手が所属している上に、今回で西村淳騎手との信頼関係ができたとなれば、騎手には困らなくなりそうだ。2着デアリングタクトは仕上がり途上で十分な成果。3着ポタジェは3番手で直線に入り、前ががら空きにもかかわらず外へ出したための敗退。このメンバーでも上位の能力は示した。グローリーヴェイズは休み明け1.1.0.3と走らない馬で、次走で変わりそうだ。

評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.com/2021/03/Kinko-Sho.html

           

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