着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | レイデオロ | 牡3 | 57 | 2:26.9 | B | 2 |
2 | 4 | スワーヴリチャード | 牡3 | 57 | 2:27.0 | B | 3 |
3 | 18 | アドミラブル | 牡3 | 57 | 2:27.2 | A | 1 |
4 | 3 | マイスタイル | 牡3 | 57 | 2:27.2 | A | 14 |
5 | 7 | アルアイン | 牡3 | 57 | 2:27.2 | B+ | 4 |
6 | 1 | ダンビュライト | 牡3 | 57 | 2:27.3 | B+ | 7 |
7 | 11 | ペルシアンナイト | 牡3 | 57 | 2:27.4 | B+ | 6 |
8 | 8 | トラスト | 牡3 | 57 | 2:27.5 | B | 16 |
9 | 10 | ベストアプローチ | 牡3 | 57 | 2:27.6 | A | 11 |
10 | 6 | サトノアーサー | 牡3 | 57 | 2:27.6 | B | 5 |
11 | 13 | カデナ | 牡3 | 57 | 2:27.7 | B- | 8 |
12 | 16 | キョウヘイ | 牡3 | 57 | 2:27.8 | B- | 15 |
13 | 5 | クリンチャー | 牡3 | 57 | 2:28.1 | B- | 9 |
14 | 15 | ダイワキャグニー | 牡3 | 57 | 2:28.1 | B- | 10 |
15 | 17 | ウインブライト | 牡3 | 57 | 2:28.4 | B | 12 |
16 | 9 | マイネルスフェーン | 牡3 | 57 | 2:28.5 | B | 17 |
17 | 2 | アメリカズカップ | 牡3 | 57 | 2:28.5 | C | 13 |
18 | 14 | ジョーストリクトリ | 牡3 | 57 | 2:28.9 | B- | 18 |
総評
A評価3頭、B+評価3頭。1週前にサトノアーサーをB+評価しており、7頭がプラス評価になった。中でも注目は2週連続A評価の穴馬マイスタイル。がんばったが4着に敗れた。
パドック
さすがにみなさん良く見えた。パドックではっきりダメと切ってしまえる人気サイドはいない。サトノアーサーが小さく見えたくらいだ。たとえばレイデオロは最後尾を歩きながら入れ込みきつかったが、発汗はそこまでひどくなく、馬体は目立った。馬体が最も良かったのはアドミラブル。入れ込みは見られたが、馬体とやわらかさは目立っていた。次点はペルシアンナイトで、外をスイスイと歩いていた。
ポイント
そろったスタートからマイスタイルが軽く気合いをつけて先頭に。アルアインが楽に2番手ポジションを取ったが控え、トラストが2番手に上がる。アドミラブルは後方2番手の外。その目の前でレイデオロが後方5番手。アルアインは前から3頭目の外。その内にダンビュライト。スワーヴリチャードは中団の最内を行く。向こう正面でレイデオロがすっと上がって2番手へ。ペルシアンナイトも連れて上がる。アドミラブルは上がりかけたが控えた。これが命取りになる。4コーナー手前でレイデオロはいつでも前を交わせる位置に。ペルシアンナイトがそれをしっかりマーク。スワーヴリチャードはここで外に出し、虎視眈々と先頭を伺う。アドミラブルは外に出したが、出し方が足りず、直線に入ってすぐの位置で前が塞がれる不利。最内でマイスタイルが粘る。馬場の真ん中に出したレイデオロがそれを追う。坂の頂上でスワーヴリチャードが並びかけてきたところで、レイデオロが再びスパート。アドミラブルはマイスタイルをわずかに交わし、3着だった。
分析
勝ち時計の2:26.9は、遅い。過去10年良馬場で開催された中では最も遅く、良馬場開催でこれより遅かったのは1995年タヤスツヨシの2:27.3まで遡ることになる。前半1000メートルが1:03.2という超スローでは仕方ない時計だろう。勝ったレイデオロは、ペースを読んで向こう正面でまくっていったルメール騎手の好判断にも助けられた。ペルシアンナイトの戸崎騎手も、馬の能力を引き出した。一方、デムーロ騎手は「外を回すことを嫌って控えた」とのコメントを出したが、そもそも青葉賞では3コーナーから大外を回して圧勝している。今回は1~2コーナーでも外を回したとはいえ、その時点で最後方に控えることもできた。前走同様のレースをしていれば勝てていたはずで、名手もこの舞台では馬を信じた騎乗ができなかった。音無師も不満のコメントを出しており、乗り替わりがあるかもしれない。2週連続A評価のマイスタイルは4着にがんばった。パドックでも良く見せていた。順調に夏を過ごし、秋には成長した姿を見せてほしい。
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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/05/Derby.html