2着【B-:4人気】5番 ベルーフ 2:00.0
3着【B+:6人気】2番 エキストラエンド 2:00.1
4着【B:1人気】11番 ダコール 2:00.2
5着【B+:5人気】6番 マーティンボロ 2:00.2
6着【A:8人気】8番 テイエムイナズマ 2:00.4
7着【B+:2人気】1番 サトノラーゼン 2:00.6
8着【B:9人気】7番 メイショウナルト 2:00.6
9着【B-:3人気】4番 アングライフェン 2:00.8
10着【B-:7人気】12番 プランスペスカ 2:01.0
11着【B:10人気】10番 ウインリバティ 2:01.1
12着【A:12人気】9番 リヤンドファミユ 2:01.4
A評価2頭、B+評価3頭。A評価の2頭、リヤンドファミユはさすがに沈み、テイエムイナズマは内ラチ沿いの悪くないポジションで運べたが、終い伸びなかった。勝ったクランモンタナは、追い切りの動きそのものはそれほどでもなくB評価としたが、鞍上がすばらしい調教をしていた。レーシングビューアーでは乗り役がだれなのかわからないのだが、和田騎手が跨がっていたとのこと。馬券は外れたものの、「このように優れた調教は、結果に結びついてほしい」と書いたとおりで、喜ばしい結果になった。
パドック。川田騎手は必ず馬券内に組み入れるので、追い切りがだめだったアングライフェンをチェックしたが、パドックでもいまいち。良く見えたのは4頭で、クランモンタナはその中に入っていた。良く見えた4頭が1,3,5,6着。2着のベルーフは、馬体と歩様のバランスは整っているように感じたが、実際より小さく見えたので食指が動かなかった。
小倉記念、テイエムイナズマは均整の取れた動きができています。マーティンボロが前への推進力を感じさせる動き。エキストラエンドが外を通って力強い踏み込み。尾の雰囲気も良いです。クランモンタナも外を力強く動けています。パドックで良く見えるのはこれら4頭です。— jphb (@jphb_oikiri) 2016年8月7日
レース。スタートはある程度そろい、メイショウナルトがハナへ。和田騎手が激しく手を動かして2番手につけた。和田騎手は1コーナーから気合いをつけ、2コーナーから追い通しである。向こう正面でアングライフェンが上がっていく。前半1000メートルは1:00.5。アングライフェンは前から3頭目の集団に取り付き、最後の直線でメイショウナルトのリードがなくなる。アングライフェンもここまで。抜け出したクランモンタナをめぐる展開になったが、差は縮まらない。ずっと馬を動かし続けた和田騎手が、見事な勝利を飾った。
勝ち時計の2:00.0は、遅い。稍重馬場でも遅いくらいだ。良馬場で2分台決着になったのは、2001年ロサードの2:00.2が最後。1999年の改修以来、2度目の2分台になった。勝ったクランモンタナは、54キロの斤量に恵まれ、追い通しだった和田騎手の気迫も効いた。馬の能力には疑問という結論になる。3~5着はハンデを背負った3頭。7,8歳馬であり、よくがんばっていると言えるだろう。内容の濃いレースをしたのが2着ベルーフ。この馬は時計がかかれば大外一気で突っ込んでくる。終い1Fの伸び脚は際立っていた。ハイスピード決着でこの決め手があればよいのだが。人気のサトノラーゼンは、低迷から抜け出せなかった。
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