2着【B-:2人気】13番 チェッキーノ 2:25.0
3着【C:5人気】14番 ビッシュ 2:25.1
4着【B:10人気】16番 ジェラシー 2:25.3
5着【B:8人気】5番 ペプチドサプル 2:25.3
6着【A:12人気】12番 フロンテアクイーン 2:25.4
7着【B:11人気】15番 レッドアヴァンセ 2:25.4
8着【B-:17人気】18番 ダイワドレッサー 2:25.4
9着【B:6人気】8番 デンコウアンジュ 2:25.4
10着【B:3人気】11番 エンジェルフェイス 2:25.6
11着【B:4人気】4番 アットザシーサイド 2:25.7
12着【B-:13人気】2番 アウェイク 2:26.0
13着【B:7人気】17番 ロッテンマイヤー 2:26.3
14着【B+:16人気】9番 ウインファビラス 2:26.5
15着【B:9人気】6番 アドマイヤリード 2:26.5
16着【B+:14人気】1番 フロムマイハート 2:26.7
17着【B-:15人気】7番 ゲッカコウ 2:27.4
18着【B:18人気】10番 ダンツペンダント 2:28.1
A評価1頭、B+評価2頭。ただ、ロッテンマイヤーは1週前でA評価、シンハライトはB+評価しており、合わせると5頭がプラス評価。どの馬にとっても未知の2400メートル。シンハライトとチェッキーノは前走内容を高く評価していたものの、本追い切りの動きからできれば切りたいと考えていて、最終的に当日の馬体重とパドックを見て判断することにした。結果はB-→B-→Cで決まったが、ビッシュはパドックで拾えた。後述する。
馬体重発表。デンコウアンジュの-10はいかにもきつい。466キロでデビューし、同体重で未勝利を勝った馬が、そこから30キロ以上減らしたことになる。シンハライトもマイナス体重。元々小さな馬が桜花賞でマイナス、今回もマイナス。ロッテンマイヤーの+8も微妙。一方、ビッシュの+12に好感は持てた。
パドックは、混迷を深めさせるものになった。最も良く見えたのはジェラシー。馬体を大きく見せ、踏み込みはしっかり。プラス体重で出てこられたレッドアヴァンセも集中力あり。ビッシュも良く見えた。追い切りはC評価し、飛節が硬そうだったのだが、パドックを見る限りそんなことはなく、関節をやわらかく使えている。人気の2頭は特段悪くは見えず、抜けて良くも見えなかった。オークス馬体重発表、シンハライトの-4、アドマイヤリードの-8、デンコウアンジュの-10、ロッテンマイヤーの+8はマイナス。レッドアヴァンセの+4、ビッシュの+12はプラス。という感じでしょうか。パドックは見ますがGIなのでみなさん良いはず。楽しみです。— jphb (@jphb_oikiri) 2016年5月22日
東京11R、ジェラシーが力強い踏み込みで、好調そうです。レッドアヴァンセが集中力あり。ビッシュがやわらかく歩けています。大穴ダンツペンダントが外回って踏み込み良し。エンジェルフェイスはちょっと硬いです。シンハライトは好気配ですが可動域が狭いです。チェッキーノは可もなく不可もなく。— jphb (@jphb_oikiri) 2016年5月22日
レース。そろったスタートからダンツペンダントがハナに。エンジェルフェイスとゲッカコウが続く。シンハライトは後方から。その前あたりにチェッキーノ。ジェラシーが最後方、ビッシュは中団前でプレッシャーをかけられない好位置、前半1000メートルは59.8。隊列は大きく変わらず、広がって直線。ダンツペンダントはすぐに交わされ、エンジェルフェイスが先頭に立つ。坂でビッシュがいい脚で抜けてくる。そのまま脚を使うビッシュだが、馬場の真ん中からシンハライト、外からチェッキーノに交わされて3着。デンコウアンジュにぶつけて無理矢理抜けてきたシンハライトが1着になった。オークス本馬場入場、悲惨な馬は1頭もいません。目立ったのはエンジェルフェイスとペプチドサプル。前者はリラックスして走れています。後者は繋の返りが良く、きれいに駆けられています。— jphb (@jphb_oikiri) 2016年5月22日
勝ち時計は2:25.0。長距離戦なのでなんとも言えないところはあるのだが、良い数字だろう。過去10年を見ると、2012年ジェンティルドンナの2:23.6という異常値はあるが、25秒台決着は5回。昨年のミッキークイーンに並ぶで2番目タイのタイムいなった。ラップは、ゲートを出て加速し、ポジション争いをする2F目に10秒台があったものの、その後は12秒台を継続。最後の3Fがすべて11秒台というもの。オークスでは良く見られるのだが、今回は最後の3F目で急速にペースアップしている。12秒台後半で流れていたペースが、一気に11.4にアップした。この流れは決して前が不利というものではなく、全滅した先行勢は能力的な問題と見て良さそうだ。勝ったシンハライト、2着のチェッキーノは人気どおり、能力の高さを示し、ビッシュもこれから成長しそう。
最後方から4着にがんばったジェラシーから9着のデンコウアンジュまでは、ハナ差クビ差が並び、0.1以内。デンコウアンジュはぶつけられた後も再び伸びており、不利がなければ少なくとも掲示板は固そうだった。ただ、本当に強い馬ならぶつけられても譲らない勝負根性を見せてくれることも一方の事実ではある。池添騎手の騎乗停止は当然だが、シンハライトはあそこでぶつけなければ負けていたかもしれず、包まれて動けなくなっていれば、騎手はメディアから袋叩きにされるだろう。新ルールでは、「被害馬が加害場より先に入線したと考えられるかどうか」が判断のポイント。デンコウアンジュとシンハライトの着差は0.4秒で、あの不利は0.4秒ほどのものでない、と判断されたことになる。
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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/05/Oaks.html