本記事は、2023年7月15日に函館競馬場芝1200mで開催される2歳馬齢 G3競走「函館2歳ステークス」(函館2歳S)の追い切り評価です。
A評価
例年、まだ非力さを感じる馬が多く難しいメンバー構成なのですが、今年はかなりのハイレベル。逆の意味で難しいです。その中で
クールベイビーを最上位評価します。バランス良く体幹しっかり。四肢の可動域も十分にあり、気合乗りも適度です。矢野厩舎は終いを伸ばす調教でレースでもそれを馬と騎手に求めているようで、先行したい個性の馬にはかわいそうな預け先ですが、合う馬には合いますし、さすがに函館なので極端な競馬はしないでしょう。鞍上も魅力です。
B+評価
次点は
チークタイム。コーナーで外をまくって直線は突き放す圧巻の内容。時計は出ていませんが動きにスケール感があります。
その他注目馬
B評価組は例年ならプラス評価の馬です。その中でも目立った馬についてコメントします。1番人気になりそうな
バスターコールは頭は高く発汗も見られますが着地の安定感は十分でこのメンバーに入っても上位です。新馬戦はレーン騎手がクビ差の勝利。今回ルメール騎手でも鞍上弱化という極めて稀な状況ですが、馬は良く見えます。
アガシはわずかに遅れましたが体の張りは十分で筋肉量も豊富。最後まで集中して駆けられています。
コルルディは終い差し返して併入。体の丸みもあり、勝負根性を評価できます。
レガテアドールはカメラが遠く、ぶれて酔いそうになる映像で細かなところまでチェックできませんでしたが、動きのバランスが良く見栄えします。
ロータスワンドはゆったりやわらかに動けています。
全頭評価
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
評価 |
1 | 1 | スカイキャンバス | 牝2 | 55.0 | 横山 武史 | B- |
2 | 2 | ロータスワンド | 牝2 | 55.0 | 藤岡 佑介 | B |
2 | 3 | チークタイム | 牝2 | 55.0 | 和田 竜二 | B+ |
3 | 4 | タヤスロンドン | 牡2 | 55.0 | 丹内 祐次 | B |
3 | 5 | ナスティウェザー | 牡2 | 55.0 | 富田 暁 | C |
4 | 6 | バスターコール | 牡2 | 55.0 | C.ルメール | B |
4 | 7 | クールベイビー | 牝2 | 55.0 | 佐々木 大輔 | A |
5 | 8 | カレンナオトメ | 牝2 | 55.0 | 黛 弘人 | B |
5 | 9 | ナナオ | 牝2 | 55.0 | 西村 淳也 | C |
6 | 10 | アガシ | 牡2 | 55.0 | 武 豊 | B |
6 | 11 | コルルディ | 牝2 | 55.0 | 鮫島 克駿 | B |
7 | 12 | レガテアドール | 牡2 | 55.0 | 斎藤 新 | B |
7 | 13 | ベルパッション | 牝2 | 55.0 | 松田 大作 | B- |
8 | 14 | ルージュレベッカ | 牝2 | 55.0 | 横山 和生 | B |
8 | 15 | ゼルトザーム | 牡2 | 55.0 | 浜中 俊 | B- |