本記事は、2022年10月30日に東京競馬場芝2000mで開催される「天皇賞・秋」の
1週前追い切り評価です。
A評価
最も良く見えたのは
バビットでした。前走時も良く見せてくれたのですが、1週前にして前走以上。迫力十分に坂路を駆け上がってきて、肌艶も良いです。脚元の回転力が高く、頭の位置が安定しています。高速回転のぶんだけ蹴り出す方向のぶれはありますが、左右のバランスは取れていて問題ありません。時計を出し過ぎていない点も好感です。次点は
ジオグリフ。首を大きく使って活気十分に抜け出し、左右の相手を完封しました。1週前にしてやりすぎな印象はありますが、追い切り評価としてはAをつけられる動きでした。
B+評価
パンサラッサはリズム良く安定した走りをできています。顎の位置は若干高いのですが、力感がありこの一追いでガス抜きできそうな点も好感です。
その他注目馬
さすがにGIだけのことはあり、有力馬はすべてまずまず以上はあります。
ジャックドールは若干エンジンのかかりが遅い印象はありますが、レースでは先行すると考えられ、その点は大丈夫でしょう。気になったのは、コーナーで後脚の流れる完歩が見られたことと、最後に相手の鞍上が振り返っていたことです。もう少し早く前をとらえる予定だったのかもしれません。
イクイノックスは手前をなかなか替えず、最後に右手前に替えるとすっと伸びて併入しました。2週前はリラックスした動きをできており、今回強めにやったことで変わってくることを期待したいです。
シャフリヤールはB評価組の中では下位です。軽快さはありますが少しふわふわした印象を持ちました。これらが1~3番人気になりそうです。そのほかでは、
ダノンベルーガでしょうか。逆手前でコーナーに入り、直線を向く直前に左手前に替え、最後にようやく右手前に替えて伸びました。若干先着できていますが、不器用な印象はあり評価はBにとどめましたが、迫力はバビットに次ぎます。
全頭評価
馬名 |
斤量 |
評価 |
アブレイズ | 56.0 | - |
イクイノックス | 56.0 | B |
カデナ | 58.0 | C |
カラテ | 58.0 | B- |
ジオグリフ | 56.0 | A |
ジャックドール | 58.0 | B |
シャフリヤール | 58.0 | B |
ダノンベルーガ | 56.0 | B |
ノースブリッジ | 58.0 | B |
バビット | 58.0 | A |
パンサラッサ | 58.0 | B+ |
ポタジェ | 58.0 | B- |
マリアエレーナ | 56.0 | B- |
ユーバーレーベン | 56.0 | C |
レッドガラン | 58.0 | - |