本記事は、2021年6月30日に大井競馬場ダ2000mで開催される「帝王賞」(Jpn1)の追い切り評価です。出走馬は13頭。レースは4歳以上選定馬重賞戦です。
A評価
オーヴェルニュがすばらしい動きを見せてくれました。鞍上は持ったままでしたが、四肢の可動域は広く弾むような脚さばき。適度に気合いも乗っています。体は丸味を帯び、メリハリもあります。舌を出していますが、それを補って余りある動きで、最高の仕上がりでしょう。
B+評価
テーオーケインズは少し行きたがるシーンは見られましたが坂路を伸びやかに動けています。チュウワウィザードは頭を低く保ってリズム良く駆けられました。鞍上が軽く促したほど伸びていない印象ではありますが、脚元は軽やかで気分良さそうです。
その他注目馬
映像のある馬に悪く見える馬はおらず、マイナス評価組も通常ならB評価できるレベルにあります。ただ、プラス評価に足る馬は上記の3頭のみです。注目のカジノフォンテンは、肩が硬く前脚を伸びやかに使えていないため評価は据え置きました。ただ、クッションを効かせるフォームでなく、硬い体をパワーで地面にぶつけて推進力を得る独特の走りなので、前駆の動きもこれでいいのかもしれません。人気が予想されるオメガパフュームはやわらかな脚元でマイナス評価するほどではありませんが、合図で頭を下げた後に頭を高くしてスピードが鈍った数完歩が気になりました。ダノンファラオは軽い調整。体の向きはまっすぐで脚元は軽やか。内容が軽いため美点には乏しいですが大きな問題はありません。クリンチャーはかなり軽い調整のため評価不能のDとしています。
全頭評価
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
評価 |
1 | 1 | ヒカリオーソ | 牡5 | 57.0 | 山崎誠士 | 映像なし |
2 | 2 | モンゲートラオ | 牡4 | 57.0 | 矢野貴之 | 映像なし |
3 | 3 | ミューチャリー | 牡5 | 57.0 | 御神本訓 | B- |
4 | 4 | テーオーケインズ | 牡4 | 57.0 | 松山弘平 | B+ |
4 | 5 | カジノフォンテン | 牡5 | 57.0 | 張田昂 | B |
5 | 6 | ダノンファラオ | 牡4 | 57.0 | 川田将雅 | B |
5 | 7 | チュウワウィザード | 牡6 | 57.0 | 戸崎圭太 | B+ |
6 | 8 | オメガパフューム | 牡6 | 57.0 | M.デム | B |
6 | 9 | フレアリングダイヤ | 牡6 | 57.0 | 和田譲治 | 映像なし |
7 | 10 | オーヴェルニュ | 牡5 | 57.0 | 福永祐一 | A |
7 | 11 | ノンコノユメ | セ9 | 57.0 | 真島大輔 | B- |
8 | 12 | マルシュロレーヌ | 牝5 | 55.0 | 森泰斗 | B- |
8 | 13 | クリンチャー | 牡7 | 57.0 | C.ルメ | D |