G1:日本ダービー 追い切り評価~2021年05月30日開催

2021年5月28日金曜日

本記事は、2021年05月30日に東京競馬場芝2400mで開催される「東京優駿(日本ダービー)」(G1)の追い切り評価です。出走馬は17頭。レースは3歳牡牝定量戦です。

A評価

評価はかなり厳しめにつけました。C評価の4頭を除き、全馬B評価以上で、若干劣るかなという馬をB-としています。最も良く見えたのはタイトルホルダーです。前後左右のバランスがすばらしく、体もふっくら見せています。四肢は伸びやかで、適度に気合いも乗って好状態です。次点は僅差でグラティアスです。コーナーからじわりとした気合い乗り。直線は相手を行かせてアタマ差程度後方で折り合い、終いスピードアップしてきっちり併入しました。置かれたわけではなく、コントロールが効いているところに好感を持てます。体もすかっと見せていて毛ヅヤはピカピカ。状態はかなり良さそうです。

B+評価

B+評価は複数つけるかどうか迷いましたがヨーホーレイク1頭にします。1週前の動きは、岩田望来騎手が初重賞勝利をすっ飛ばしてダービージョッキーになる可能性があると思えたほどだったのですが、川田騎手に変更。実績を考えると仕方ないですし、個人的に川田騎手のファンなので喜ぶべきところなのかもしれませんが、ロマンはないです。馬は今週も良い動きでした。体はギリギリまでシャープに作ってきた印象。芝追いですが、伸びやかな動きでプラス評価したいです。川田騎手がまたがってコントロールが効いていたことも評価します。

その他注目馬

1番人気になるはずのエフフォーリアはB評価としました。4コーナーで若干行きたがりましたが、少し前に出て折り合いはつき、その後は馬なりに行かせてリードを徐々に広げながら内外に1馬身程度先着しました。派手さはありませんが問題ない仕上がりでしょう。横山武史騎手にダービーはまだ早いとか言う人たちは居ますが、あらゆる分野において個人の能力は年齢に比例しません。鞍上の能力はダービージョッキーにふさわしいものです。マークはきつくなりそうですががんばってほしいです。1週前A評価したサトノレイナスはいまいちでした。コーナーの走りは推進力が外へ逃げていますし、直線は最後まで左手前。脚元の力強さもこのメンバーに入ると不足している印象です。1週前の動きが良かったのでこれでいいのかもしれませんが、この追い切りだけを評価するとマイナスが妥当でしょう。ただ、国枝厩舎ですし、1週前は本当に良い動きで、軽視しにくい1頭です。B評価組は本来ならプラス評価できる馬ばかりです。その中で2頭取り上げておきます。タイムトゥヘヴンは後脚の回転が美しく、やわらかに動けています。この動きなら2400メートルも大丈夫だと判断したいです。ラーゴムは前さばき硬めですが体を大きく見せて迫力を感じさせる動きです。これら2頭は人気にならないと見られますが動きはB評価でも上位。パドックでも注目したいです。

全頭評価

枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 評価 1週前
11エフフォーリア牡357.0横山武史BB+
12ヴィクティファルス牡357.0池添謙一B-B
23タイムトゥヘヴン牡357.0石橋脩BB-
24レッドジェネシス牡357.0横山典弘CC
35ディープモンスター牡357.0武豊CC
36バジオウ牡357.0大野拓弥CD
47グラティアス牡357.0松山弘平AB
48ヨーホーレイク牡357.0川田将雅B+B+
59ラーゴム牡357.0浜中俊BB
510シャフリヤール牡357.0福永祐一BB
611ステラヴェローチェ牡357.0吉田隼人BB+
612ワンダフルタウン牡357.0和田竜二BB-
713グレートマジシャン牡357.0戸崎圭太CB
714タイトルホルダー牡357.0田辺裕信AB
815アドマイヤハダル牡357.0M.デムーロB-B
816サトノレイナス牝355.0C.ルメールB-A
817バスラットレオン牡357.0藤岡佑介B映像なし

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