着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | ラビットラン | 牝3 | 54 | 1:45.5 | B | 8 |
2 | 16 | カワキタエンカ | 牝3 | 54 | 1:45.7 | B- | 6 |
3 | 6 | リスグラシュー | 牝3 | 54 | 1:45.8 | B | 3 |
4 | 5 | ミリッサ | 牝3 | 54 | 1:45.8 | B | 5 |
5 | 11 | メイショウオワラ | 牝3 | 54 | 1:45.9 | - | 12 |
6 | 17 | ファンディーナ | 牝3 | 54 | 1:46.2 | B+ | 1 |
7 | 2 | モズカッチャン | 牝3 | 54 | 1:46.2 | A | 2 |
8 | 12 | ブライトムーン | 牝3 | 54 | 1:46.2 | - | 17 |
9 | 10 | レーヌミノル | 牝3 | 54 | 1:46.3 | A | 4 |
10 | 4 | ミスパンテール | 牝3 | 54 | 1:46.3 | B | 13 |
11 | 3 | サトノアリシア | 牝3 | 54 | 1:46.3 | - | 15 |
12 | 1 | クイーンマンボ | 牝3 | 54 | 1:46.4 | B- | 7 |
13 | 7 | メイズオブオナー | 牝3 | 54 | 1:46.4 | - | 11 |
14 | 15 | カラクレナイ | 牝3 | 54 | 1:46.5 | B | 9 |
15 | 9 | アロンザモナ | 牝3 | 54 | 1:47.0 | B- | 18 |
16 | 8 | ブラックスビーチ | 牝3 | 54 | 1:47.0 | B+ | 10 |
17 | 13 | ハローユニコーン | 牝3 | 54 | 1:48.0 | B- | 14 |
18 | 18 | ヤマカツグレース | 牝3 | 54 | 1:48.6 | - | 16 |
総評
A評価2頭、B+評価2頭。しかしパドックで良く見える馬が多い中、ファンディーナはかなり入れ込んでおり、モズカッチャンもどうも気に入らない。レーヌミノルは距離が微妙。難しいメンバー構成になり、結果はB→B-→Bで決まってしまった。
パドック
良く見える馬が多かった。Twitterで書いたとおりだが、ファンディーナは買いにくいほどの入れ込み。モズカッチャンも発汗がひどい。勝ったラビットランは後脚の繋がやわらかで、クッションの効いた歩様。リスグラシューも良い。ただ、2着のカワキタエンカは全く良く見えなかった。
ポイントローズS、ファンディーナはかなりうるさいです。モズカッチャンは発汗気になります。レーヌミノルがリラックスした周回。カラクレナイの+12は成長分に見えます。リスグラシューは体をすっきり見せています。ブラックスビーチはやわらかで気合い乗り良し。ラビットランはクッション効いています。— jphb (@jphb_oikiri) 2017年9月17日
スタートはまずまずそろったが、ブライトムーンとハローユニコーンが行き脚つかず。カラクレナイ、カワキタエンカ、ファンディーナ、ヤマカツグレースの外から4頭が好スタートを切り、カワキタエンカがハナへ。ヤマカツグレースが2番手。馬群は4コーナー手前でも縦長。直線でヤマカツグレースは一杯に。カワキタエンカのリードは3馬身程度。残り1Fでファンディーナが前をとらえようとするが伸びない。むしろカワキタエンカとの差が再び広がる。そこへ外からラビットランが鋭い脚で伸び、各馬を撫で斬りにした。
分析
勝ち時計の1:45.5は、まずまず。ハイペースで流れたため、44秒台が出てもおかしくないかなと見ていたのだが、さすがにそこまではなかった。それでも2009年ブロードストリートの1:44.7、2015年タッチングスピーチの1:45.2に次ぐ好時計である。前者は続く秋華賞で2着、後者は秋華賞6着に敗れたものの2走後のエリザベス女王杯で3着に来た。勝ったラビットランには心強いデータだろう。ただ、このレースの勝ち馬は軒並み秋華賞で好走しており、タイムはそれほど重要ではないかもしれないが。ラビットランの末脚は強烈だったが、それ以上にカワキタエンカのしぶとさが目立った。全ラップは、12.4-10.9-11.3-11.8-12.2-12.0-11.6-11.3-12.0。前半1000メートルを58.6で飛ばし、中盤にゆるめて再加速。前に居た馬が総崩れになる中、唯一粘り込んだ。上がり3Fは35.1で、ラビットランとは1.6秒差。本番では1F長くなるので同様のレースにはならないかもしれないが、自ら展開を作れたことは十分に評価できる。勝ったラビットランは、展開も味方した。前がきれいに開き、まっすぐに伸びることができた。後脚をやわらかに使い、かつパワフルに蹴って前への推進力を生み出す走法であり、直線でロスがなかったことは大きかった。躊躇なく大外に持ち出した和田騎手の騎乗も生きた。3着リスグラシューは本番への予行演習という感覚か。上がり3Fはラビットランと0.2差で、道中少し後ろに居て、直線で外に持ち出すのが遅れた差がそのまま結果に出ただけ。本番で逆転があるかもしれない。ミリッサは惜しい4着。体は小さいが、バネのある走法で、上位勢では最もロスがあった。結果論になるため騎手は責められないが、外へ持ち出すのをあと1秒待っていれば、目の前にスペースが出来ていた。1800メートルは守備範囲であることがわかった。本番で距離がもう1F延びるが、それをこなせれば圏内か。ファンディーナは気性面がどうか。本番は落ち着いて迎えたい。
評価詳細へ
https://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/09/RoseStakes.html