着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | キタサンブラック | 牡5 | 58 | 3:12.5 | B- | 1 |
2 | 6 | シュヴァルグラン | 牡5 | 58 | 3:12.7 | B- | 4 |
3 | 15 | サトノダイヤモンド | 牡4 | 58 | 3:12.7 | B- | 2 |
4 | 10 | アドマイヤデウス | 牡6 | 58 | 3:12.8 | B | 10 |
5 | 7 | アルバート | 牡6 | 58 | 3:13.3 | B+ | 6 |
6 | 9 | ディーマジェスティ | 牡4 | 58 | 3:13.5 | B+ | 8 |
7 | 12 | ゴールドアクター | 牡6 | 58 | 3:13.6 | B+ | 5 |
8 | 13 | トーセンバジル | 牡5 | 58 | 3:13.7 | B+ | 9 |
9 | 1 | シャケトラ | 牡4 | 58 | 3:13.7 | A | 3 |
10 | 5 | ファタモルガーナ | せん9 | 58 | 3:13.8 | C | 15 |
11 | 14 | ワンアンドオンリー | 牡6 | 58 | 3:14.1 | B | 11 |
12 | 16 | レインボーライン | 牡4 | 58 | 3:14.3 | A | 7 |
13 | 8 | タマモベストプレイ | 牡7 | 58 | 3:15.1 | C | 14 |
14 | 4 | スピリッツミノル | 牡5 | 58 | 3:15.2 | B | 16 |
15 | 17 | ヤマカツライデン | 牡5 | 58 | 3:15.7 | B | 12 |
16 | 11 | プロレタリアト | 牝6 | 56 | 3:15.9 | B- | 17 |
17 | 2 | ラブラドライト | せん8 | 58 | 3:16.2 | C | 13 |
総評
A評価2頭、B+評価4頭。1、2番人気のキタサンブラックとサトノダイヤモンドは、共に1週前B+評価、本追い切りB-評価だった。2着のシュヴァルグランはどちらもB-評価。全く参考にならない評価になってしまった。
パドック
サトノダイヤモンドが最も良く見えた。堂々と歩けており、気合いも入りすぎないすばらしいパドックだった。その後ろのレインボーラインも良かった。坂路での動きどおりに、パドックでも後脚が一切流れない。一方、キタサンブラックはいまいち。長距離戦でヨダレが見える馬は基本的に消しで、今回はつまづくシーンも見られた。この馬は、それでも勝ってしまう。
ポイント天皇賞、サトノダイヤモンドが抜けて良く見えます。尾の雰囲気良く、堂々と歩けています。レインボーラインが体幹しっかり。まっすぐに歩けています。シャケトラが外を集中して周回。ゴールドアクターはいつもより入れ込みまし。アルバートとトーセンバジルは良いです。キタサンブラックはヨダレ心配。— jphb (@jphb_oikiri) 2017年4月30日
乱ペースを演出するならラブラドライトの逃げだろうと見ていたら、見事に出遅れ。同時にシャケトラも出遅れ。デイーマジェスティも後ろから。ゴールドアクターが最も出遅れた。キタサンブラックが出てくるところを外からヤマカツライデンが果敢に交わしに行く。1周目の3コーナーまでにハナを奪い、ハイペースで飛ばす。問題はシャケトラで、出遅れたのを挽回しようとポジションを取りに行ったまではいいのだが、それで掛かってしまった。3コーナー手前で鞍上は手綱を引っ張り、チグハグなレースになった。そのシャケトラが3~5番手あたりにつける中、ヤマカツライデンは引き離して逃げる。1000メートルの通過タイムは58.3。京都コースでほとんど下りとはいえ、長距離ではありえないラップだ。2番手はキタサンブラックで、その差は10馬身ほど。実質的にキタサンブラックが他馬を引きつけた逃げを打っているような展開になった。サトノダイヤモンドは中団の外。レインボーラインは最後尾。アルバートがサトノダイヤモンドを見る好位置。シュヴァルグランはキタサンブラックを見ながら先行。向こう正面で差は詰まり、3コーナーで先頭との差は5馬身。レインボーラインはまだ最後方。4コーナーの手前でキタサンブラックが先頭に立ち、直線に入ったときには後続に2馬身差。シュヴァルグランとアドマイヤデウスが追うが、届かない。最後はサトノダイヤモンドもズブズブ伸びてはきたのだが、アドマイヤデウスを交わすのがやっとだった。
分析
勝ち時計の3:12.5は、レコード。2006年ディープインパクトの3:13.4を0.9更新した。ラップはかなり速かった。1600メートル通過が1:34.5、2000メートル1:59.7、2400メートル2:24.8。ヤマカツライデンはスタートから全力で飛ばしていけば、これらすべての距離でオープンクラスの上位に入れそうだ。このハイペースは、本来なら差し馬有利な展開だが、上位に先行馬が粘った。上がり3F上位がそのまま1~5着。先行してその脚を使えたアドマイヤデウスとシュヴァルグランは今後も押さえておきたい。サトノダイヤモンドはパドックで良く見え、今回の負けは距離のせいかもしれない。道中外を回ったのもこたえたか。ゴールドアクターは相変わらず入れ込んでいたが、今回はましだった。吉田隼騎手で出遅れたことはなく、乗り替わりは失敗だったのではないだろうか。レース後、ディーマジェスティとトーセンバジルが下馬。どちらも命にかかわるようなダメージはなかったようで、ひとまずは安心した。
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