着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | イスラボニータ | 牡6 | 57 | 1:32.2 | A | 2 |
2 | 4 | エアスピネル | 牡4 | 56 | 1:32.3 | C | 1 |
3 | 6 | ヤングマンパワー | 牡5 | 56 | 1:32.4 | B | 7 |
4 | 8 | ブラックスピネル | 牡4 | 56 | 1:32.4 | B | 3 |
5 | 1 | サンライズメジャー | 牡8 | 56 | 1:32.5 | C | 9 |
6 | 3 | フィエロ | 牡8 | 56 | 1:32.7 | B+ | 5 |
7 | 7 | プロディガルサン | 牡4 | 56 | 1:32.8 | A | 4 |
8 | 5 | ダッシングブレイズ | 牡5 | 56 | 1:33.0 | B+ | 6 |
9 | 2 | アクションスター | 牡7 | 56 | 1:33.1 | B- | 10 |
10 | 9 | クルーガー | 牡5 | 57 | 1:33.1 | B | 8 |
11 | 10 | シェルビー | 牡8 | 56 | 1:33.6 | B- | 11 |
総評
A評価2頭、B+評価2頭。A評価イスラボニータが勝ったものの、2着に本調子でないと見たエアスピネルが入ってしまい、A→C→Bの決着。エアスピネルは安田記念に向けて、最良の結果を出したのかもしれない。
パドック
良く見える馬の多いパドックだった。その中でも目立ったのがイスラボニータ。全身をリズム良く、かつ伸びやかに連動させて、大きく歩けていた。一方のA評価、プロディガルサンは気がかりな内容。暖かかったとはいえこの時期に汗をボタボタ落としている。舌をペロペロ出すシーンも見られた。2着エアスピネルは、菊花賞時のパドックが極めて良く、それより数段落ちる印象。3着ヤングマンパワーはゼッケン下発汗、4着ブラックスピネルは舌を出していてうるさい。良く見える馬の多い中、上位にそれほどでもない馬が多く入った。5着のサンライズメジャーはパドックでは離れた2番手評価。集中して前を向き、バランス良く歩けていた。
ポイント
アクションスターが少し出遅れ。エアスピネルが1完歩目を左に踏み出したため、その余波を受けてプロディガルサンがスタート直後左右に挟まれる不利。積極的に逃げる馬はおらず、横に広がった中から最内サンライズメジャーが先頭へ。ヤングマンパワーが半馬身差の2番手。内に控えてフィエロ、外のクルーガーまでが先団グループ。エアスピネルはそこから2馬身後ろの位置。イスラボニータはその後ろの内につけた。大外から向こう正面のうちに最内経済コースにつけるルメール騎手の好騎乗である。隊列は変わらず直線。逃げるサンライズメジャーにヤングマンパワーが並びかけ、交わしていく。フィエロは外に振ったため、クルーガーの進路を妨害。さらに、1頭分のスペースが生まれた。内からそこを突いたのはイスラボニータ。外から伸びるエアスピネルとイスラボニータに進路をなくし、フィエロは終了。最後はイスラボニータが久々に先頭でゴールを駆け抜けた。
分析
勝ち時計の1:32.2は、速い。2014年ワールドエースの1:31.4が異常値なだけで、32秒台前半が出ていれば十分だろう。勝ったイスラボニータは、ルメール騎手の好騎乗に導かれてのもの。向こう正面で内に入れ、直線では狭いスペースを見事に突いた。この騎乗でルメール騎手は戒告処分を受けたが、ここで動かなければ進路はなかった。最高の位置につけていたフィエロは、おとなしくヤングマンパワーと一緒に上がっていけば、イスラボニータの進路を防ぐことができ、さらにクルーガーの進路を妨害することもなかった。福永騎手はレース後に変なコメントを出して叩かれているが、これでは仕方がない。勝ったイスラボニータは、すべてが上手く運んでの結果。2着のエアスピネルは追い切りもパドックもいまいちだった。能力が高いのだろう。本番では逆転もありそうだ。
評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/04/MilersCup.html