ヴィクトリアマイルの反省と全着順-2016年5月15日のレース

2016年5月18日水曜日

1着【A:7人気】13番 ストレイトガール 1:31.5
2着【B+:1人気】10番 ミッキークイーン 1:31.9
3着【A:2人気】15番 ショウナンパンドラ 1:31.9
4着【B+:3人気】2番 スマートレイアー 1:32.1
5着【B:4人気】7番 ルージュバック 1:32.1
6着【B+:6人気】6番 マジックタイム 1:32.1
7着【B-:15人気】14番 ウキヨノカゼ 1:32.3
8着【B+:5人気】12番 クイーンズリング 1:32.5
9着【B:12人気】16番 シュンドルボン 1:32.7
10着【B-:8人気】11番 レッツゴードンキ 1:32.9
11着【B-:10人気】1番 ウインプリメーラ 1:32.9
12着【C:17人気】8番 メイショウマンボ 1:33.2
13着【B-:13人気】4番 ウリウリ 1:33.3
14着【B-:18人気】5番 レッドリヴェール 1:33.5
15着【B:14人気】9番 カフェブリリアント 1:34.2
16着【B:11人気】18番 ショウナンアデラ 1:34.3
17着【B:16人気】17番 トーセンビクトリー 1:34.3
18着【B+:9人気】3番 シャルール 1:34.8

A評価2頭、B+評価5頭。A→B+→Aで決まった上に、1週前追いでA評価した2頭が2,4着。1度はA評価した馬が1~4着を独占するというすばらしいレースになった。個人的にはいつも川田騎手から買うので押さえの馬連だけ取れたのだが、読者のみなさまには良い判断材料を提供できたはずだ。




パドック。さすがに仕上がっている馬の多い印象で、高評価した馬は軒並み好印象。ただ、マジックタイムだけは良く見えない。舌を出しており、うるさい面を見せる。ゼッケン下にうっすら発汗もある。この時期の発汗はそれほど気にしないのだが、明らかにうるさい馬の発汗はやはりマイナスだ。ルージュバックはどうしてこんな馬になってしまったのかという印象。踏み込みは悪くないのだが力強さに欠け、馬体が小さく映る。最も外を回っていたのはトーセンビクトリー。ただ、この馬はトモがぷにょぷにょしており、このメンバーに入ると拾いにくい印象だった。

レース。スタートは見事にそろった。レッドリヴェールがすっとハナに立ち、スマートレイヤーが折り合って2番手。ストレイトガールは中団から。ミッキークイーンは中団後ろ、ショウナンパンドラは馬群の最後方につけた。3コーナーあたりからカフェブリリアントが動く。前半3Fは33.8。カフェブリリアントが2馬身のリードを取って直線へ。レッドリヴェールは2番手でがんばっている。しかしこの2頭は保たない。内から間を突いてウインプリメーラが抜けようとし、外からスマートレイヤーが交わしたところで、真ん中をストレイトガールがもの凄い脚で突き抜ける。スマートレイヤーはそれ以上伸びず、ストレイトガールはぐんぐん差を広げる。最後はミッキークイーンが内から伸びて2着。外からショウナンパンドラが飛んできたが3着まで。スマートレイヤーは4着に粘った。

勝ち時計の1:31.5は、昨年ストレイトガールがマークし、2011年アパパネと並ぶレースレコードの1:31.9を0.4上回る新たなレコードタイムになった。このレースで7歳馬が馬券圏内に入ったのは初めて。ただし、6歳馬の初制覇は昨年の同馬であり、この馬は低く評価されすぎていたのではないか。1200を中心に使われてきてはいるが、マイルは十分に守備範囲。実際に、このレースは3着、1着と来て今年も1着。3年前のレースは初マイルだったが、今年は立派な実績馬であり、前年の覇者である。能力どおりの結果と言えるだろう。2着のミッキークイーンは、休み明けの浜中騎手が完璧に騎乗した結果でもあるが、確かな実力を示した。3着のショウナンパンドラについて。残り50メートルで池添騎手はステッキを入れるのをやめ、腕だけで押した。最後までステッキを入れ続けるべきなのか、腕を使うべきなのか。馬にもよるだろうし、状況もあるのだろう。ただ、それまではステッキを入れていたわけで、この判断はよくわからない。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/05/VictoriaMile.html

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