2着【B:2人気】5番 ロードクエスト 1:32.9
3着【B-:12人気】18番 レインボーライン 1:32.9
4着【B+:7人気】10番 ダンツプリウス 1:33.1
5着【B-:5人気】7番 トウショウドラフタ 1:33.1
6着【B-:11人気】12番 ハクサンルドルフ 1:33.1
7着【C:15人気】17番 ブランボヌール 1:33.1
8着【B:9人気】14番 ブレイブスマッシュ 1:33.1
9着【B:10人気】15番 ストーミーシー 1:33.3
10着【B:13人気】9番 シャドウアプローチ 1:33.3
11着【B+:3人気】8番 イモータル 1:33.4
12着【B:8人気】1番 シュウジ 1:33.4
13着【B:16人気】2番 エクラミレネール 1:33.4
14着【B-:17人気】16番 カネノイロ 1:33.5
15着【B:18人気】11番 ペルソナリテ 1:33.6
16着【B+:6人気】3番 アーバンキッド 1:33.7
17着【B+:4人気】6番 ティソーナ 1:33.8
18着【B-:14人気】13番 シゲルノコギリザメ 1:35.4
A評価なし、B+評価4頭。GIにしては寂しい評価になったが、1週前追いでシュウジとエクラミレエールをA評価している。このレースは、メジャーエンブレムがクイーンカップと同様のパフォーマンスを見せられるかどうか、という点と、もしそうなった場合にメジャーエンブレムに先着できる馬がいるのかどうか、という点が予想の軸になる。個人的にはメジャーエンブレムはデキ落ちとはいえ1分33秒フラットくらいで走れるだろう、と見ており、それより強い可能性のある馬はシュウジかイモータルだろう、と考えていた。
パドック。この日は東京競馬場でじっくり見ることができた。最も良く見えたのはアーバンキッドだった。毛ヅヤが良く、キビキビと歩けている。続いてシュウジ。馬体にボリューム感がある。この馬は、マイルが持つかどうかだけが課題。同行した馬仲間は、明らかなスプリンター体型なので切ると言っており、結局彼が正解だった。メジャーエンブレムは、いつもより明らかに劣る。毛ヅヤがいまいちで、馬体も若干ゆるく映る。とはいえ外を回って堂々としているのは確かで、切るわけにはいかない。ひどかったのがイモータル。馬体だけならナンバーワンなのだが、テンションが上がりすぎである。いつもうるさい馬ではある。しかし舞台はGIだ。
レース。ティソーナとペルソナリテが大きく出遅れ。ロードクエストはふわっと出して意図的に下げた。前ではそれほどの競り合いもなく、メジャーエンブレムがすんなりハナへ。シゲルノコギリザメが外から2番手。3番手は内からシュウジ、外からアーバンキッド。ティソーナは中団まで盛り返したが、ペルソナリテは最後方。ロードクエストは3コーナーあたりから進出を開始しそうになるが、馬群の最後方で脚を貯める。前半4Fは46.8。直線、メジャーエンブレムが後続を引き離しにかかる。シュウジとアーバンキッドが並んで追うが、差は広がる。坂を上ってすでにこの2頭には脚がない。メジャーエンブレムが余裕で逃げ切るかと見ていたら、大外からロードクエストが飛んできた。しかし届かず2着。3着には中団から伸びたレインボーラインが入った。
勝ち時計の1:32.8は、かなり良い。現在の馬場状態はそこまで時計の出るものではなく、6レース3歳500万下を勝ったノガロが1:34.4。これはかなり良いタイムで、9レース4歳以上1600万下のストーンウェアは1:34.7だった。このレースはローテーションが特殊で、クラシック戦線で戦ってきた馬と、マイル路線組がぶつかる。そして、クラシック路線組の方がレベルが高いことがわかるケースが多い。今年もそのパターンで、メジャーエンブレムは桜花賞でこの日のようなレースをしていれば、結果は違っていただろう。とはいえクイーンカップのときのような、どこまでも伸びそうな脚ではなく、ゴール前はロードクエストに猛追された。池添騎手は、また2着だった。
メジャーエンブレムは、最高の状態ではないとはいえ、能力が抜けていた。 |
ロードクエスト。パドックではごく普通。 それほど目立たなかったが、このメンバーの中では能力が高いのだろう。 |
レインボーライン。 止まり木ブルースの留公が最後に買い目に加えたときに、 妙に気になったのだが、パドックではそこまで目立たなかった。 |
この日の東京競馬場は、GIとは思えないほどすいていた。 朝の段階で、指定席は余っていた。 |
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http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2016/05/NHKMileCup.html