宝塚記念 2019 レース回顧

2019年6月26日水曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
112リスグラシュー牝556.02:10.8B+3
21キセキ牡558.02:11.3B+1
311スワーヴリチャード牡558.02:11.6B6
44アルアイン牡558.02:11.9B5
52レイデオロ牡558.02:12.1B2
610ノーブルマーズ牡658.02:12.4B10
76スティッフェリオ牡558.02:12.4B-8
89クリンチャー牡558.02:12.5B9
93エタリオウ牡458.02:12.6B-4
108ショウナンバッハ牡858.02:12.6B11
117マカヒキ牡658.02:12.9A7
125タツゴウゲキ牡758.02:13.9B-12


総評


A評価1頭、B+評価2頭。1週前でクリンチャーをA評価、リスグラシューをB+評価しており、2週連続プラス評価はリスグラシューのみ。マカヒキは沈んだが、B+評価の2頭で決まり、パドック推奨のスワーヴリチャードが3着に来たため、まずまず参考になったかもしれない。
スポンサーリンク

パドック


キセキがすばらしかった。馬格があり、もともと見栄えする馬だが、今回は全身を大きく使って歩けていた。1番人気だったレイデオロがキセキの後ろを歩いていて、比較すると雲泥の差。レイデオロは不思議なほど活気がなかった。実際に多くの人がそう感じたようで、パドックが始まってから単勝オッズは逆転してキセキが1番人気になった。3着スワーヴリチャードもパドックでは良く見えた。

ポイント


キセキは若干出負け。川田騎手は促してポジションを取り、先頭で1コーナーへ。リスグラシューも前へ行き、2番手で折り合う。レイデオロは中団から。マカヒキは離れた最後方。前半1000メートルは1分ちょうどのミドルペース。ただ、キセキは次の1000メートルを11.9-12.0-11.6-11.5-11.4と飛ばし、後続の骨を断つ。最後の直線はバテ合いの展開になり、2番手からリスグラシューが右手前のまま交わし、坂で左手前に替えるとさらに差を広げてゴールした。リスグラシューの強さが際立つ結果になった。
スポンサーリンク

分析


勝ち時計の2:10.8は、高く評価できる。2012年オルフェーヴルの2:10.9以来、久しぶりの10秒台になった。前残りで1,2番手が入れ替わっただけという結果だが、その内容は秀逸で、上がり3F1~3位が1~3着馬。前につけてキセキのペースについていきながら、終いも脚を残していた。心配なのはレイデオロで、道中はきちんと折り合い、最内をロスなく進めていたが、終い伸びなかった。状態はいまいちに見えたが、それでも5着に来たのは能力が高いためだろう。もう一度強い姿を見せてほしい。勝ったリスグラシューは、レーン騎手の好騎乗。末脚確かな馬が2番手からでも同じような脚を繰り出せたわけだ。クラブの方針で牝馬は6歳春に引退。現役生活は残り少ないが、それまでに大きなところをいくつか取れるのではないだろうか。キセキは強い競馬をした。馬体も動きも大阪杯時点から大きく成長している。凱旋門賞挑戦はアナウンスされたが、鞍上は未定とのこと。ぜひ川田騎手で参戦してほしい。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2019/06/TakarazukaKinen.html

             

このブログを検索

Twitterはこちらへ

プッシュ通知を受け取る

QooQ