G1:ジャパンC 追い切り評価~2024年11月24日開催

2024年11月22日金曜日

本記事は、2024年11月24日に東京競馬場芝2400mで開催される3歳上定量 G1競走「ジャパンカップ」(ジャパンC)の追い切り評価です。

A評価

ソールオリエンスが2週連続のA評価です。直線で重心の低い走りを長く続けることができていて、鋭さと躍動感があります。前走を叩いて状態はさらに上がってきています。スターズオンアースは1週前は活気十分ながらやや重心が高く見えましたが、今週は良化。体幹がしっかりして左右のぶれがなく、四肢の回転力と後脚の伸びやかさが大きく上昇しています。好状態でレースへ向かえそうです。

B+評価

シュトルーヴェは1週前は外を通って先導役を務め、一杯に追う相手に対し強め程度で先着。今週はダノンベルーガを先導し、直線は並ばせず持ったまま完封しました。好状態です。

その他注目馬

ドウデュースは1番人気が確実視されますが、強調できません。1週前はCWで3頭併せの内。今週はポリトラックで併せました。前走時より前膝が上がるようになっていて、それは本来良い傾向なのですが、本馬の場合そのせいで走りのダイナミックさがなくなったような印象を受けてしまいます。シンエンペラーは1週前が好内容。3頭併せの内でじっと脚をため、軽い仕掛けで突き放しました。動きはしなやかで地面へのアプローチが良く、一気に伸びました。今週は坂路で調整。重心も頭の位置も高いですが、軽く併入しておりこれで十分でしょう。ダノンベルーガは1週前は外を通って先導役を務め、コーナーリングで相手を前に出して直線は半馬身差程度追走。中の相手と追い比べて力強く先着しました。これは同厩舎のシュトルーヴェとほぼ同様の内容で、本馬の動きの方を高く評価しました。今週はそのシュトルーヴェと併せ馬。圧倒されましたが相手の動きがかなり良く、評価はBに据え置いています。チェルヴィニアは1週前は相手が来るのを待って楽に駆けさせ併入。体をふっくら見せて弾力性のある動きでした。今週は3頭併せの中で精神的な負荷をかける内容。1週前より硬めの動きでしたが終い抜けてアタマ差程度先着できておりまずまずの仕上がりでしょう。

外国馬3頭にもコメントしておきます。ゴリアットは軸のぶれない走りで3頭の中で最も良く見えました。体も引き締まっています。ただ、右手前の方が走りやすそうで、直線で左手前に替えましたがエンジンをかけるタイミングで左手前に戻しました。左から右への手前変換のスムースさを欠いており、スミヨン騎手がどう乗るかにも注目です。また、この馬は鶏跛が注目されています。鶏跛は競争能力に影響ないという説はあり、「走っている姿から鶏跛かどうか当てるゲーム」があれば馬専門の獣医でもわからないのではないかと想像しますが、「以前はそうでもなかったけれど鶏跛になった」場合は割引が必要だと考えています。実例としてはデニムアンドルビーがそうでした。そのため、本馬がいつから鶏跛になったのか調べたのですが、残念ながらわかりませんでした。オーナーが愉快な方で、応援したくなる馬です。オーギュストロダンは跳びのきれいな馬で、滞空時間が長く見える点も良いです。ただ体は細身でゆるめ。周囲を気にするところもあります。ファンタスティックムーンはダートコースで追い切り。映像は、コーナーである程度動かして直線は手前を替える確認だけして止めるという内容で、評価はDでいいのかもしれませんがあえてCにしました。トモが寂しく見えます。

全頭評価

枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 評価 1週前
11ゴリアットセ458.0スミヨンB-
22ブローザホーン牡558.0菅原明B-B-
33ドウデュース牡558.0武豊B-B
34ジャスティンパレス牡558.0CデムーロB-B
45シュトルーヴェセ558.0鮫島駿B+ B
46ダノンベルーガ牡558.0松山BB+
57シンエンペラー牡356.0坂井BA
58オーギュストロダン牡458.0ムーアB--
69チェルヴィニア牝354.0ルメールBB+
610ドゥレッツァ牡458.0ビュイックBB
711カラテ牡858.0杉原CB-
712ソールオリエンス牡458.0横山武AA
813ファンタスティックムーン牡458.0ピーヒュレC-
814スターズオンアース牝556.0川田AB

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