着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ラヴズオンリーユー | 牝3 | 55.0 | 2:22.8 | B- | 1 |
2 | 10 | カレンブーケドール | 牝3 | 55.0 | 2:22.8 | C | 12 |
3 | 2 | クロノジェネシス | 牝3 | 55.0 | 2:23.2 | B | 2 |
4 | 12 | ウィクトーリア | 牝3 | 55.0 | 2:23.3 | B+ | 6 |
5 | 8 | ダノンファンタジー | 牝3 | 55.0 | 2:23.3 | B+ | 4 |
6 | 7 | シャドウディーヴァ | 牝3 | 55.0 | 2:23.3 | B | 7 |
7 | 4 | シェーングランツ | 牝3 | 55.0 | 2:23.5 | C | 10 |
8 | 6 | アクアミラビリス | 牝3 | 55.0 | 2:23.9 | B | 13 |
9 | 3 | コントラチェック | 牝3 | 55.0 | 2:24.5 | B | 3 |
10 | 18 | フィリアプーラ | 牝3 | 55.0 | 2:24.7 | B- | 17 |
11 | 5 | エールヴォア | 牝3 | 55.0 | 2:25.0 | B | 8 |
12 | 11 | シゲルピンクダイヤ | 牝3 | 55.0 | 2:25.2 | B | 5 |
13 | 9 | ウインゼノビア | 牝3 | 55.0 | 2:25.3 | B | 18 |
14 | 1 | ジョディー | 牝3 | 55.0 | 2:25.9 | B- | 14 |
15 | 16 | ビーチサンバ | 牝3 | 55.0 | 2:26.0 | B+ | 9 |
16 | 14 | フェアリーポルカ | 牝3 | 55.0 | 2:26.3 | B | 11 |
17 | 17 | メイショウショウブ | 牝3 | 55.0 | 2:26.6 | B | 16 |
18 | 15 | ノーワン | 牝3 | 55.0 | 2:26.7 | A | 15 |
総評
A評価1頭、B+評価3頭。さらに1週前にラヴズオンリーユーをA評価、フェアリーポルカとシゲルピンクダイヤをB+評価していた。2週連続プラスはビーチサンバのA→B+のみ。勝ったのはA→B-のラヴズオンリーユーだった。2着はC評価カレンブーケドールで、さっぱりな結果になってしまった。
パドック
最も良く見えたのはビーチサンバ。最後尾で脚元しっかり。馬体の張りもあり見栄えした。エールヴォアは馬格ありかちっとした好歩様。クロノジェネシスはトモゆるめだがいつもと同様に体を大きく見せている。勝ったラヴズオンリーユーは直飛で距離は向きそう。発汗量は適度でリズム良く歩けていた。2着カレンブーケドールは良く見えた。左後肢の踏み込みが力強く府中は合いそう。気合い乗りも適度で落ち着いて周回できていた。ただ、Twitterをやっていた場合、文字量内に入れられたかどうかは微妙で、良く見える馬は多かった。4着ウィクトーリアも踏み込み良い。5着ダノンファンタジーは良いときに比べると少し落ちる印象。桜花賞2着のシゲルピンクダイヤは安定した歩様で良く見えた。
ポイント
ジョディーが好スタートからの逃げ。コントラチェックは1馬身差の2番手。少し離れた先団グループが固まって1~2コーナーをカーブ。前半1000メートルは59.1というハイペースで流れ、ここで先行しようと外を回した馬はかなりのロス。カレンブーケドールが内から3~4頭目のポジションを譲らず、大きく外へ膨らんだ。結局、外に居た馬は向こう正面で下げざるをえなかった。漁夫の利を得たのはクロノジェネシスで、最内の好位を追走。前にスペースがあり、プレッシャーを受けずに運んでいつでも動けるポジションだ。ダノンファンタジーも中団で虎視眈々。ラヴズオンリーユーは無理をせずきれいに折り合い、中団外目を追走。直線。コントラチェックが抜け出したが早めに仕掛けたカレンブーケドールが坂下で先頭に立つ。残り200メートル。内からクロノジェネシスが迫ってきたところでさらに一伸び。外からじわじわ差を詰めてきたラヴズオンリーユーに並ばれても食い下がったが、最後はアタマ差ラヴズオンリーユーが抜け出した。
分析
勝ち時計の2:22.8は、レースレコード。2012年ジェンティルドンナの2:23.6を0.8更新したばかりでなく、2015年ドゥラメンテのダービーレコード2:23.2すら上回った。いまの府中は異常なほど時計が出ているとはいえ、圧巻のタイムになった。ラヴズオンリーユーは、外を通っての差し切り。王道の競馬で、着差以上に強い内容だった。DMMドリームクラブは初の重賞勝ちをGIで決めた。2着カレンブーケドールは津村騎手の好騎乗。事前に描いた戦術どおりの競馬をできたのではないだろうか。能力以上の結果を出したという評価も見られるが、後続に4馬身差をつけており、最内をロスなく通ったわけでもない。今回の2着はフロック視できない。クロノジェネシスは、パドックではいつも見栄えのする馬だ。450キロ未満なのだがいつも体を大きく見せてくれる。今回展開は向いたが残念な結果になってしまった。ウィクトーリアは出遅れがなければ。直線は伸びている。上がり3Fは34.6とラヴズオンリーユーと0.1秒差だった。ダノンファンタジーは、距離がこたえた印象。追い出しをギリギリまで我慢した結果、先に前に出たシャドウディーヴァがふらついたことによる不利はあったが、それがなくても3着までだっただろう。馬は最後までがんばっており、能力の高さは示した。
評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2019/05/Oaks.html