京都新聞杯 2019 レース回顧

2019年5月8日水曜日

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 タイム 評価 人気
112レッドジェニアル牡356.02:11.9B11
23ロジャーバローズ牡356.02:11.9B+2
36サトノソロモン牡356.02:12.3B7
45ナイママ牡356.02:12.3B10
57タガノディアマンテ牡356.02:12.5B-1
64ブレイキングドーン牡356.02:12.5B4
713ヒーリングマインド牡356.02:12.8B6
81オールイズウェル牡356.02:13.1-3
914モズベッロ牡356.02:13.2B-12
102ヴァンケドミンゴ牡356.02:13.4B9
1111トーセンスカイ牡356.02:13.5B8
128ハバナウインド牡356.02:13.5-13
139フランクリン牡356.02:13.8A5
1410ヤマカツシシマル牡356.02:14.4C14


総評
A評価1頭、B+評価1頭。A評価フランクリンは沈んでしまい、B+評価ロジャーバローズは2着とはいえ2番人気。B→B+→Bという参考になったのかどうなのかいまいちよくわからない結果になった。個人的にはナイママにがんばってほしかったのだが惜しくも4着だった。
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パドック
抜けて良く見える馬は居なかった。ロジャーバローズは前さばき大きく見栄えする馬体。一方テンションは高く、2人引き。厩務員さんが愛撫してなだめる場面も見られた。ナイママは股間から白い汗が垂れていることは割引だが引き締まったいい馬体になってきた。1番人気タガノディアマンテは歩幅狭く体を大きく見せていない。フランクリンは胴の詰まった馬体。2200メートルでは強調できないが、ゆったりやわらかに動けている。勝ったレッドジェニアルは鶴首。ただこの距離にしては少しテンション高いかなという印象。3着サトノソロモンは飛節のクッションがもう少し効けば良くなりそう。半腱半膜様筋は目立っていた。

ポイント
ロジャーバローズの逃げ。馬なりにすっと出て1コーナーまでに最内にコースを取ると、インを主張しなかった2番手クリノガウディーに3馬身ほどのリードを取って2コーナーへ。ペースはミドルでロジャーバローズはマイペース。向こう正面で後続を引きつけ、淡々と逃げる。サトノソロモンは中団内目。レッドジェニアルはその外を上がっていく。直線。ロジャーバローズに先団に居たタガノディアマンテが並びかけてくるが、そこからロジャーバローズは二の脚を使って粘り込みを図る。残り200メートルでタガノディアマンテは脱落した。しかし外からレッドジェニアルが一気に前をとらえてゴール。離れた3着はサトノソロモンとナイママの叩き合いで、わずかにサトノソロモンが先着した。
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分析
勝ち時計の2:11.9はまずまず。2012年にトーセンホマレボシが2:10.0という抜けたタイムを出しているが、そのほかはすべて11秒台以下。後にダービーを勝つ2013年キズナの勝ち時計は2:12.3だった。勝ったレッドジェニアルの上がり3F34.7も、遅めとはいえキズナの34.5と0.2秒しか変わらない。レッドジェニアルは酒井騎手の騎乗がすばらしかった。新馬、未勝利の連続3着を経て、酒井騎手に鞍上強化した3戦目に初勝利。次戦も酒井騎手の手綱で、負けたとはいえ手の内に入っていたのだろう。スタートしてスムースに内目に誘導すると、外枠のため最内までは行けなかったが、コースロスを最小にとどめた。3~4コーナーでは前が大きくふくれていたため大外に出さずにポジションを押し上げ、直線もロスを最小限に、馬群がさばけた外目で脚を伸ばした。2着ロジャーバローズは能力上位を確信していたようなレース運び。前に馬を置くのが理想とはいえ逃げ馬不在のメンバー構成。自分のペースで進めた結果の権利獲得になった。面白いのはダービー出走権を得た2頭が、途中で手前を右に戻していることだ。どちらも右手前の方がバランス良く動けている。両馬は、ダービーが初めての左回り。これはプラス材料になるだろう。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2019/05/KyotoShimbunHai.html

           

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