日本ダービー 2019 レース回顧

2019年5月29日水曜日

着順馬番馬名性齢斤量タイム評価人気
11ロジャーバローズ牡357.02:22.6B12
27ダノンキングリー牡357.02:22.6B3
313ヴェロックス牡357.02:23.0B+2
46サートゥルナーリア牡357.02:23.1A1
59ニシノデイジー牡357.02:23.1B13
610クラージュゲリエ牡357.02:23.2B7
714ランフォザローゼス牡357.02:23.2B+5
811レッドジェニアル牡357.02:23.4B11
916タガノディアマンテ牡357.02:23.8B15
108メイショウテンゲン牡357.02:24.0B+10
115マイネルサーパス牡357.02:24.2B18
123エメラルファイト牡357.02:24.3A14
1317ナイママ牡357.02:24.5B17
142ヴィント牡357.02:24.5B-16
1515リオンリオン牡357.02:25.0B-6
1618シュヴァルツリーゼ牡357.02:25.0C9
174サトノルークス牡357.02:25.8B8
1812アドマイヤジャスタ牡357.02:26.9B4


総評
A評価2頭、B+評価3頭。うちヴェロックスが1週前A評価、サートゥルナーリアがB+評価で、プラス評価は合計5頭。人気上位3頭のうちダノンキングリーは2週連続B評価で2着。勝ったロジャーバローズは1週前B-からのB評価だったが、この馬は右手前のフォームが良いとコメントで指摘していたため、参考になった人も居たはずだと思いたいところだ。
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パドック
サートゥルナーリアが断然。ダービーのパドックは長く、各馬入れ込んでくるのだが、グリーンチャンネルの放映中は最後までゆったり歩けていた。返し馬で入れ込んだという報道もあるが、レーン騎手も調教師も否定しており、そもそもみなさんゲート前ではテンション高かった。ロジャーバローズは文字量の関係で入れられなかったが、落ち着いて歩けていて、少し歩幅は狭かったがかちっと踏み込めていて良く見えた。しかし、サートゥルナーリアがすばらしすぎた上に2、3番人気の馬もそれぞれに良く見せていて、勝つとまでは考えられなかった。
ポイント
リオンリオンの大逃げでロジャーバローズは離れた2番手追走。サートゥルナーリアは出遅れたがある程度ポジションを挽回し、道中は後方前目。その内にニシノデイジー。ダノンキングリーは馬群の前につけ、ヴェロックスはその直後の外。1000メートル通過は57.8の超ハイペースで、リオンリオンとロジャーバローズは約8馬身差、さらにロジャーバローズも後続に同程度の差をつける展開になった。直線。坂の入り口で前をとらえたロジャーバローズをダノンキングリーが追う。残り200メートル。大外からサートゥルナーリアがヴェロックスを交わして上がってきたがそこで止まった。前は粘るロジャーバローズにダノンキングリーが迫ったが、わずかにロジャーバローズが凌いだ。
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分析
勝ち時計の2:22.6は、レースレコード。前半1000メートルの57.8が目立ってしまうが、2000メートル通過時点では1:58.7。リオンリオンの横山武史騎手は無茶なペースで飛ばしたわけではない。ロジャーバローズは、理想的な競馬。直線で得意の右手前を決めると、坂でリードを保ち、坂上で左手前に戻して脚色を保たせた。能力を余すところなく出し切った走りで、最高の結果を手に入れた。2~4着に人気3頭が入っており、価値のある勝利。運のある馬が勝つと言われるダービーだが、その能力の高さを十分に示した勝利だった。サートゥルナーリアは、手ごたえからすると差し切っていても不思議ではなかった。しかし坂上で失速し、一旦は1馬身ほど前に出ていたヴェロックスに差し返された。出遅れは致命的なロスではなく、体型から距離もこなしそうだった。敗因をどこに求めるのか難しい。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2019/05/Derby_23.html

             

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