着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | エポカドーロ | 牡3 | 57 | 2:00.8 | B+ | 7 |
2 | 14 | サンリヴァル | 牡3 | 57 | 2:01.1 | B | 9 |
3 | 10 | ジェネラーレウーノ | 牡3 | 57 | 2:01.4 | A | 8 |
4 | 15 | ステルヴィオ | 牡3 | 57 | 2:01.4 | B- | 2 |
5 | 5 | キタノコマンドール | 牡3 | 57 | 2:01.4 | B+ | 3 |
6 | 12 | グレイル | 牡3 | 57 | 2:01.4 | B | 10 |
7 | 2 | ワグネリアン | 牡3 | 57 | 2:01.6 | B | 1 |
8 | 6 | アイトーン | 牡3 | 57 | 2:01.8 | B- | 12 |
9 | 3 | ジャンダルム | 牡3 | 57 | 2:01.8 | B | 4 |
10 | 1 | タイムフライヤー | 牡3 | 57 | 2:01.9 | A | 6 |
11 | 8 | ケイティクレバー | 牡3 | 57 | 2:02.0 | B+ | 11 |
12 | 9 | オウケンムーン | 牡3 | 57 | 2:02.2 | B- | 5 |
13 | 11 | マイネルファンロン | 牡3 | 57 | 2:02.3 | B | 13 |
14 | 13 | ダブルシャープ | 牡3 | 57 | 2:02.5 | B | 14 |
15 | 16 | ジュンヴァルロ | 牡3 | 57 | 2:03.1 | B- | 15 |
16 | 4 | スリーヘリオス | 牡3 | 57 | 2:04.4 | C | 16 |
総評
A評価2頭、B+評価3頭。A評価の2頭はどちらも1週前C評価からのジャンプアップ。B+評価ではケイティクレバーが2週連続のB+評価。そのほかでは1週前ダブルシャープがB+評価だった。結果はB+→B→Aで、すべて大穴ほどでもない人気薄が来たため参考になった人も居たかもしれない。
パドック
気になったのはワグネリアン。2週連続の軽い追い切り、内枠かつコーナー4つの福永騎手と、頭では買いにくい要素がそろっているのだが3連系の軸にするなら堅そうな戦績だ。確かに集中はしているように見えるものの、どうも食指の動かないパドック。いちおう押さえたが、来なかった。勝ったエポカドーロはそれほど目立ちはしなかったが、2人引きでしっかり歩けていた。2着サンリヴァルはこのメンバーに入るとそれほど見栄えしない印象。キタノコマンドールについては評価が分かれたようだ。あの歩様を私はキビキビと動けていると見たけれど、前肢を重視して硬いと見た人も居る。前走すみれSのパドックで、脚元が軽すぎるかなと感じたのだが、今回はしっかりした印象で、成長は伺えた。馬体と脚元のアンバランスさではグレイル。この馬はすばらしく見栄えがする。並べて見ても馬体はナンバーワンだろう。ただ、脚元が馬体に追いついていない印象で、踏み込みが浅く着地も蹴りも軽い。これから良くなってきそうだ。穴人気していたオウケンムーンは発汗が気になった。
ポイント皐月賞、タイムフライヤーが踏み込みしっかり。堂々と歩けています。キタノコマンドールがキビキビと。ジェネラーレウーノの鶴首は入れ込みか気合い乗りか難しいです。ワグネリアンは股間の発汗見られ若干テンション高めも集中。ケイティクレバーは前と離れていますが気合い乗りは悪くないです。— jphb (@jphb_oikiri) 2018年4月15日
戸崎騎手のクラシック初制覇。エポカドーロの“逃げ切り”が決まった。藤原師の指示は逃げ。そして戸崎騎手は指示どおり、後続を引き連れて逃げた。前を行く3頭は1000メートル通過59.2のハイペース。そこから10馬身以上遅れていたため、概算で1:01.2より遅い。絶妙のペース運びだろう。逃げているわけでコースロスはない。3~4コーナーで前を射程圏に入れ、そこから直線に向いて、後続を振り切った。前走で脚は測っていたはずで、つけた着差から、戸崎騎手の思い描いていた以上の脚を使えたことになる。
分析
勝ち時計の2:00.8は、重に近い稍重とはいえもの足りない。1分57秒台が2年続き、昨年のアルアインは良馬場で1:57.8で勝っている。前の3頭がハイペースで飛ばしたが、後続と離れていたため引っ張ったことにはならない。10馬身以上離れた位置で後続を引っ張っていたのはエポカドーロで、ペースはスロー。直線で一気に突き抜けた。2着サンリヴァルもスローの前残り。3着に粘り込んだジェネラーレウーノは直線先頭のシーンもあり、決して向かない展開の中で力を示した。4~7着は後方勢。このあたりまで逆転のチャンスはありそうで、逃げたアイトーンも8着に粘った。このレースに、もしダノンプレミアムが出ていれば、おそらくエポカドーロの位置に彼がつけていたはずで、そうなるとエポカドーロは指示どおり追ってその前に行っていただろう。前の3頭と後続勢の差は5馬身以内になっていたと考えられ、そうなると展開も大きく変わったはずだ。各馬能力を出し切れたとは言えない印象なのだが、こういうレースで勝った馬を軽視すると次走でまた勝って裏切られることも多い。エポカドーロは後続に2馬身差をつけており、次走も軽視しづらいだろう。
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