着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | ゴールドドリーム | 牡4 | 57 | 1:50.1 | B+ | 8 |
2 | 13 | テイエムジンソク | 牡5 | 57 | 1:50.1 | C | 1 |
3 | 1 | コパノリッキー | 牡7 | 57 | 1:50.2 | B+ | 9 |
4 | 2 | ケイティブレイブ | 牡4 | 57 | 1:50.4 | B | 3 |
5 | 11 | アウォーディー | 牡7 | 57 | 1:50.5 | B- | 4 |
6 | 3 | ミツバ | 牡5 | 57 | 1:50.5 | B | 12 |
7 | 12 | カフジテイク | 牡5 | 57 | 1:50.6 | B | 5 |
8 | 10 | キングズガード | 牡6 | 57 | 1:50.6 | B | 11 |
9 | 4 | ノンコノユメ | せん5 | 57 | 1:50.7 | B | 6 |
10 | 8 | グレンツェント | 牡4 | 57 | 1:50.7 | B | 10 |
11 | 14 | サウンドトゥルー | せん7 | 57 | 1:50.7 | B+ | 2 |
12 | 16 | ローズプリンスダム | 牡3 | 56 | 1:50.8 | B | 14 |
13 | 6 | モルトベーネ | 牡5 | 57 | 1:50.9 | B | 13 |
14 | 5 | メイショウスミトモ | 牡6 | 57 | 1:51.0 | B- | 15 |
15 | 7 | ロンドンタウン | 牡4 | 57 | 1:51.9 | B- | 7 |
取消 | 15 | アポロケンタッキー | 牡5 | 57 | 0:00.0 | B- | 0 |
総評
A評価なし、B+評価3頭。1週前のA評価2頭、B+評価1頭が本追い切りB+評価の3頭と重なり、高評価したのは計3頭。本追い切りで掛かってしまったC評価の1番人気テイエムジンソクは2着に来たものの、低評価に反発した2頭が3着以内に来た。その組み合わせはワイドで4000円以上ついており、3頭BOXで取れたわけで、案外参考になったかもしれない。
パドック
サウンドトゥルーが際立っていた。前走JBCクラシックを大井競馬場で見ていて、そのときの彼はすばらしかった。今回はモニターを通して少ししか見られず同じくらい良いのかどうか判断はつかなかったが、それでも堂々とした周回で抜けて良く見えた。ゴールドドリームは少しうるさく股間の発汗は見られたが、+14キロでも太め感はなく評価を下げるほどでもない。コパノリッキーはパドックでそこまで良く見せる馬ではなく、今回は集中していて踏み込みも良く問題なさそう。さすがに良く見える馬は多かった。2頭だけ挙げる。アウォーディーは可動域十分で踏み込み力強くリズムも良い。パドックだけならアウォーディーとサウンドトゥルーが抜けていた。もう1頭はロンドンタウン。首を上下動させてリズム良く歩けていた。2着のテイエムジンソクはトモが少しゆるく見えたことと、追い切りで掛かったようにパドックでもうるさかったため高くは評価できなかった。精神の成長があれば、次の機会では勝てるのではないだろうか。
ポイント
スタートはある程度そろった。内からコパノリッキーが行き脚ついて先頭へ。テイエムジンソクがそれを追い、1コーナーで掛かりかけたが古川騎手がカーブで折り合わせた。このあたりが手の合うところなのだろう。サウンドトゥルーは後方内。これが悲劇の始まりだった。ゴールドドリームはその2馬身前。コパノリッキーは逃げるが外からテイエムジンソクが常に視界に入り厳しい展開。直線。コパノリッキーは内ラチから2頭分のスペースを取って直線を向いた。テイエムジンソクが追い出すがコパノリッキーはしぶとい。ケイティブレイブは一杯に。テイエムジンソクはゴールの50メートルほど手前でようやくとらえたが、外からゴールドドリームが強烈な末脚を繰り出して2頭を差しきった。
分析
勝ち時計の1:50.1は、前年サウンドトゥルーと同タイム。49秒台は欲しかったがまずまずだろう。ペースは遅かった。前半1000メートルが1:01.6。コパノリッキーはテイエムジンソクに絡まれて厳しい展開ではあったが、田辺騎手は相手のレーススタイルを理解し、前に行かれることはないと踏んだのだろう。理想の流れに落ち着けた。結果はゴールドドリームを除いて前残り。後方待機の各馬は届かなかった。ゴールドドリームはアウォーディーの後ろにつけ、カフジテイクが外に出すタイミングで一緒に動き、追い出し、加速。目標をアウォーディーに置き、交わすとテイエムジンソクに切り替えて見事に差しきった。上がり3Fはキングズガードと0.1差の2位だが通ったコースを考えれば事実上ナンバーワン。強い勝ち方だった。一方のサウンドトゥルー。展開が向かなかったと片付けることもできるかもしれないが、騎乗も褒められたものではない。4コーナーで内が開く可能性を考えず外へ。しかし隣にノンコノユメが居たため大外まで持って行けず、前が詰まった。内を突けばどうなっていたか。キングズガードの藤岡康太騎手は最後方追走から4コーナーまでコースロスのない最内を進め、内と外のどちらにも持って行ける位置を確保。内が開いていることを確認すると一直線に最内を突き、8着に持ってきた。重賞では10着まで出走奨励金が出る。8着は1着賞金の6%。9着なら3%にガクンと落ちる。馬の能力を完璧に引き出した最高の騎乗で、馬主さんは大満足だろう。
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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2017/12/ChampionsCup.html