G1：高松宮記念 追い切り評価～2024年3月24日開催

本記事は、2024年3月24日に中京競馬場芝1200mで開催される4歳上定量 G1競走「高松宮記念」の追い切り評価です。

A評価

ロータスランドは1週前は前に並ぶ3頭併せの後ろで折り合い、内に入れて馬なりに交わす圧巻の内容。今週は坂路で合わせて折り合い、突き抜けました。引退レースになるようですが毛ヅヤ良く体もふっくら見せており好状態です。ルガルは2週連続で坂路。1週前は併せ馬で相手を問題にせず1馬身半先着。負荷もしっかりかけました。今週は単走で持ったまま。数馬身前の馬をパワフルに抜き去りました。活気十分で最後まで集中して駆けられています。

B+評価

ウインマーベルは1週前は並ぶ間もなく突き放す内容で、今週は折り合いも意識してパワフルに先着しました。力みはありますがそのぶん活気はあり体の張りも目立ちます。ソーダズリングは1週前の坂路は余力残しながらバランスの良いエレガントな動きで楽に先着。今週は坂路単走。荒れた馬場に脚を取られるシーンはありましたが活気が出てきて雰囲気は良いです。2週連続で強く追っていない点は気になりますが体はすかっと見せていて好状態でレースへ向かえそうです。

その他注目馬

1番人気になりそうなナムラクレアは1週前は折り合い重視で進めてゴール地点で遅れたものの脚色は良く、その後促して並ぶところまではやりました。このメンバーに入ってもギリギリBかなという内容です。ただ、それでやりすぎたのか今週は気が抜けたような走りで直線鞍上がステッキを入れても促しても反応は一息。動きは素軽いのですがこの素軽さがやる気のなさから来ているような印象でいまいち良くは見えませんでした。ママコチャも上位人気でしょうか。1週前のCWは4コーナーで早めに抜けましたが直線外からまくられて1馬身遅れ。動きは悪くはありませんでしたが不安な内容でした。今週は坂路でバタバタした動き。見栄えしませんでした。香港から参戦のビクターザウィナーは中京芝コースで軽く気合をつけて動かしました。ゴールを過ぎると自ら手前を替えてスピードを落とした点から頭は良さそうで、飛節と後脚繋のクッション性の高さを生かして後ろから推進力を得るタイプのようです。香港短距離馬らしい筋骨隆々とした形ではなく凄みは感じませんが、動きのなめらかさはこのメンバーに入っても上位でしょう。B評価組から3頭取り上げます。マッドクールは1週前はCWでしっかり負荷をかけ、今週は坂路で終いだけさらりと。動きはやや重いですがそのぶん力感あり集中力も高いです。トウシンマカオは体勢が整ってからはスピード感満点のすばらしい動きになりました。直線で手前を替えづらそうにしていた点と、耳に変な力が入っている点が気になるため評価は据え置きますが、状態は悪くなさそうです。シュバルツカイザーは1週前の坂路は全く目立ちませんでしたが、今週のWで一変。前脚の着地が突っ張り気味ではありますが、前後の連動性高く四肢の回転力も可動域も十分。首を使って活気十分に動けています。

全頭評価

枠番	馬番	馬名	性齢	斤量	騎手	評価	1週前
1	1	ビッグシーザー	牡4	58.0	吉田隼	B-	-
1	2	マッドクール	牡5	58.0	坂井	B	B
2	3	ナムラクレア	牝5	56.0	浜中	B-	B
2	4	モズメイメイ	牝4	56.0	藤岡佑	C	C
3	5	トウシンマカオ	牡5	58.0	ルメール	B	-
3	6	ルガル	牡4	58.0	西村淳	A	B+
4	7	テイエムスパーダ	牝5	56.0	富田	B-	B-
4	8	ソーダズリング	牝4	56.0	武豊	B+	A
5	9	シャンパンカラー	牡4	58.0	吉田豊	B-	B
5	10	ビクターザウィナー	セ6	58.0	リョン	B	-
6	11	メイケイエール	牝6	56.0	池添	C	-
6	12	ロータスランド	牝7	56.0	岩田康	A	A
7	13	ウインカーネリアン	牡7	58.0	三浦	B-	B
7	14	ママコチャ	牝5	56.0	川田	C	B-
7	15	ディヴィーナ	牝6	56.0	Ｍデムーロ	C	B
8	16	ウインマーベル	牡5	58.0	松山	B+	B+
8	17	マテンロウオリオン	牡5	58.0	横山典	B	C
8	18	シュバルツカイザー	セ6	58.0	大野	B	C