G1：スプリンターズS 追い切り評価～2023年10月1日開催

本記事は、2023年10月1日に中山競馬場芝1200mで開催される3歳上定量 G1競走「スプリンターズステークス」（スプリンターズS）の追い切り評価です。

A評価

ナムラクレアが最も良く見えました。1週前はCW。終い伸びて先着する万全の内容でしたが若干重さは残っていました。今週は坂路単走。体をすかっと見せて脚元の素軽さも出てきています。文句なしの好仕上がりです。

B+評価

ママコチャは1週前やや太く見えましたが今週はちょうどいい体つき。2週連続で背中の安定性は目立ち、スムースに加速できています。マッドクールは上体と脚元の連動性はいまいちですが四肢の可動域は十分。今週の坂路でラチ側から植え込み側へ猛然と突進したように右に張る傾向はあるかもしれませんが活気は抜群で高評価したいです。

その他注目馬

メイケイエールは2週連続で単走。コーナーでは行きたがって折り合えませんでした。気性面は一生このままでしょう。動きは伸びやかで良く見えますが、後脚の蹴りが強すぎるのか、前駆が浮く完歩が見られた点は気になります。ジャスパークローネは右手前の際は左前肢を外側に蹴りますが左手前になるとバランス良く走れるようになります。活気十分で力強く動けています。ナランフレグは動きは良いのですが、2週続けてコーナーで躓きかけるシーンが見られたことは気になります。今週は外の相手に若干遅れており、万全とは言えないかもしれません。テイエムスパーダは右後肢の動きが若干硬いですが前走の勝利で自信がついたのか、ストライドが伸びて前への推進力のある動きです。ピクシーナイトは頭が高く前脚の伸びやかさは感じられません。とはいえ、気合乗りはかなり戻ってきており、体幹の安定性も十分です。キミワクイーンは頭の高い走りですが動きは良くキレもあります。気になったのは1週前のゴール付近で少しバランスが乱れた点。当週はさらりとした内容でしたが後脚の力感が1週前ほどではありませんでした。