本記事は、2022年5月29日に東京競馬場芝2400mで開催される「東京優駿(日本ダービー)」(日本ダービー)の
1週前追い切り評価です。
A評価
ダノンベルーガがだれも居ない馬場の真ん中を一頭で堂々と走りきる姿は一際見栄えするものでした。コーナーでは軽やかだった前脚の着地が直線を向くとパワフルになり、後脚がそれと連動してきれいな前への推進力を生んでいます。
B+評価
ジオグリフは3頭併せの中で内外と併入しましたが、手ごたえは上回りました。トモは若干ゆるいですが、あと1週間でパンとしてきそう。気配良好です。
アスクビクターモアは手前を替えるタイミングで頭を上げる点は気になりましたが、裏を返せば気になるのはそこだけということでもあります。活気十分に大きなストライドで動けていて上位です。
その他注目馬
悪く見える馬は居ませんでした。C評価した2頭は比較下位でいつもならB評価はあり、D評価は軽い内容なので評価不能です。人気になりそうな馬から取り上げます。
イクイノックスは持ったまま楽に並びかけてゴールする内容でした。体を小さく見せるのは気になり、気配も微妙で評価は下げました。ただ、このメンバーだからこの評価で、動きが悪いわけではありません。
ドウデュースは活気十分で追い切り評価としてはBをつけました。ただ、距離は気になります。前膝の上がる走法で脚元の回転力も高いため、教科書的には坂のあるマイルが合いそうです。そのほか、B評価組から3頭取り上げます。
オニャンコポンはいつも良く見せてくれる馬です。今回は長くいい脚を使う内容ではなく、終い一瞬の脚で突き抜けました。いつもより左右のバランスが若干ぶれていますが、許容範囲内でしょう。トモの張りも十分で毛ヅヤも良いです。
デシエルトはまだゆるい体つきですが、やわらかさは目を引きます。本追い切りを経て引き締まってくると楽しみです。
ピースオブエイトは口元に少し泡が見え、きつく噛みながら舌を動かしているようですが、それでいて折り合いはついています。じっと前の2頭を視界にとらえながら終いきっちり併入する好内容です。
全頭評価
馬名 |
斤量 |
評価 |
アサヒ | 57.0 | - |
アスクビクターモア | 57.0 | B+ |
アスクワイルドモア | 57.0 | - |
イクイノックス | 57.0 | B- |
ヴェローナシチー | 57.0 | - |
オニャンコポン | 57.0 | B |
キラーアビリティ | 57.0 | B- |
コマンドライン | 57.0 | B |
ジオグリフ | 57.0 | B+ |
ジャスティンパレス | 57.0 | B |
ジャスティンロック | 57.0 | - |
セイウンハーデス | 57.0 | - |
ダノンベルーガ | 57.0 | A |
デシエルト | 57.0 | B |
ドウデュース | 57.0 | B |
ビーアストニッシド | 57.0 | C |
ピースオブエイト | 57.0 | B |
プラダリア | 57.0 | C |
ポッドボレット | 57.0 | - |
マテンロウオリオン | 57.0 | D |
マテンロウレオ | 57.0 | B- |
ロードレゼル | 57.0 | B- |