本記事は、2021年08月01日に函館競馬場芝1800mで開催される「北海道新聞杯クイーンステークス」(G3)の追い切り評価です。出走馬は12頭。レースは3歳上牝別定戦です。
A評価
最も良く見えたのはフェアリーポルカでした。体を適度にふっくら見せて肌艶の良さは際立っています。集中力は十分で最後まで安定したリズムでしっかり駆けられました。次点はドナアトラエンテ。首の角度は良く、やわらかに動いてきっちり併入しました。行きすぎずコントロールも効いていて状態は良さそう。川田騎手は先週さっぱりでしたが、全10場重賞勝利がかかっています。がんばってほしいです。
B+評価
1番人気になりそうなマジックキャッスルは、ドナアトラエンテとの併せ馬。先導役を務めて直線は持ったまま。煽られたわけでもなく、きっちり併入しました。四肢の可動域が少し狭めな点と体に若干余裕がありそうな点だけ割り引きますが、十分にプラス評価に足る動きです。テルツェットは首の上下動幅が安定しない点だけ割引。ただ、活気十分に函館Wの外側をキビキビと駆けてきました。毛ヅヤも良いです。
その他注目馬
上位人気になりそうな馬をプラス評価したので、B評価の中から3頭取り上げます。クラヴァシュドールは頭高めですが四肢の伸びやかさを感じられます。マイエンフェルトは力強さという点では上位。ダートも走りそうな印象を受けましたが1戦して大敗していました。今回55キロを背負うことになりますが、力の要る馬場は合いそうです。イカットは活気十分。終い少しスピードが落ち、ゴール付近で手前を替えたことは割引ですが、コーナリングは上手。流れが向けば面白いかもしれません。
全頭評価
枠番 |
馬番 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
評価 |
1 | 1 | クラヴァシュドール | 牝4 | 55.0 | 藤岡 佑介 | B |
2 | 2 | イカット | 牝4 | 55.0 | 横山 武史 | B |
3 | 3 | フェアリーポルカ | 牝5 | 56.0 | 三浦 皇成 | A |
4 | 4 | ローザノワール | 牝5 | 55.0 | 国分 恭介 | B- |
5 | 5 | ドナアトラエンテ | 牝5 | 55.0 | 川田 将雅 | A |
5 | 6 | マジックキャッスル | 牝4 | 56.0 | 戸崎 圭太 | B+ |
6 | 7 | マイエンフェルト | 牝5 | 55.0 | 川又 賢治 | B |
6 | 8 | ウインマイティー | 牝4 | 55.0 | M.デムーロ | B |
7 | 9 | テルツェット | 牝4 | 55.0 | C.ルメール | B+ |
7 | 10 | サトノセシル | 牝5 | 55.0 | 大野 拓弥 | B- |
8 | 11 | シャムロックヒル | 牝4 | 55.0 | 団野 大成 | B |
8 | 12 | シゲルピンクダイヤ | 牝5 | 55.0 | 和田 竜二 | B |