着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | タイム | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 17 | ワグネリアン | 牡3 | 57 | 2:23.6 | C | 5 |
2 | 12 | エポカドーロ | 牡3 | 57 | 2:23.7 | B | 4 |
3 | 7 | コズミックフォース | 牡3 | 57 | 2:23.8 | B | 16 |
4 | 14 | エタリオウ | 牡3 | 57 | 2:23.8 | B- | 13 |
5 | 8 | ブラストワンピース | 牡3 | 57 | 2:23.8 | B | 2 |
6 | 1 | ダノンプレミアム | 牡3 | 57 | 2:23.8 | B+ | 1 |
7 | 6 | ゴーフォザサミット | 牡3 | 57 | 2:24.0 | B | 7 |
8 | 15 | ステルヴィオ | 牡3 | 57 | 2:24.0 | B | 6 |
9 | 4 | アドマイヤアルバ | 牡3 | 57 | 2:24.1 | B+ | 17 |
10 | 10 | ステイフーリッシュ | 牡3 | 57 | 2:24.2 | C | 10 |
11 | 2 | タイムフライヤー | 牡3 | 57 | 2:24.4 | B- | 14 |
12 | 5 | キタノコマンドール | 牡3 | 57 | 2:24.4 | B | 3 |
13 | 18 | サンリヴァル | 牡3 | 57 | 2:24.5 | A | 12 |
14 | 13 | グレイル | 牡3 | 57 | 2:24.6 | B- | 9 |
15 | 9 | オウケンムーン | 牡3 | 57 | 2:25.0 | B | 15 |
16 | 16 | ジェネラーレウーノ | 牡3 | 57 | 2:25.3 | B+ | 8 |
17 | 11 | ジャンダルム | 牡3 | 57 | 2:25.4 | B | 11 |
18 | 3 | テーオーエナジー | 牡3 | 57 | 2:26.2 | B- | 18 |
総評
A評価1頭、B+評価3頭。1週前プラス評価はダノンプレミアムのみで、この馬だけ2週連続B+評価になった。一方、マイナス評価は6頭。うち1週前映像なしが3頭、2週連続B-が2頭。1週前Bで本追い切りCのワグネリアンが勝った。結果はC→B→Bの決着。なんと、この週末はすべてC評価が連対するという大変申し訳のない結果になってしまった。
パドック
3歳馬が大観衆に囲まれ、さすがに各馬テンションは高め。勝ったワグネリアンもうるさく、股間から白い汗が垂れていた。2着エポカドーロはゼッケン下に少し発汗が見られたが歩様はバランス良く前への推進力あり。3着コズミックフォースはその中では落ち着いていた。股間に汗の乾いたところがあり、装鞍所で入れ込んでいたのかもしれないが、パドックで落ち着きを取り戻したと考えるとここではプラスと見てよさそう。1番人気ダノンプレミアムは舌を出すシーンが多く気がかりだったが動きは良く、パドックでは発汗も少なかった。発走前にはひどい発汗だったがこの段階では良く見えた。そのほかでは追い切り良かったアドマイヤアルバが落ち着いて安定した周回。結果は案外だったが最後方から行って終いまで脚を伸ばせており、今後期待できそうな馬ではある。追い切り高評価組のジェネラーレウーノは後ろを歩くワグネリアンよりひどい発汗。サンリヴァルは並べて見るとそれほど目立たなかった。パドックだけで1頭選べと言われたらアドマイヤアルバを選んでいたかもしれない。
ポイント
福永騎手のダービー初制覇。前走で人気を落とし、マークがゆるくなったこともあったのかもしれないが、好騎乗でワグネリアンを勝利に導いた。ゲートはすっと出し、ジェネラーレウーノが前へ行く際にあいたスペースを通って先行。1コーナーでは少しごちゃつき、若干接触したかもしれない。6頭分ほど外を回す結果になったが、引かずにポジションを主張した。向こう正面も3頭分ほど外を回したが、ここが完璧。完全にまっすぐに走らせ、逃げるエポカドーロとその直後の経済コースを行く1番人気ダノンプレミアムが視界に入る位置で全くロスのない直線を走りきった。3コーナーも外だが馬場の良い位置。直線はそのまま最良のコースに持ち出し、差し切った。ゴール後の川田騎手との握手が印象的だった。
分析
勝ち時計の2:23.6は、十分。2015年ドゥラメンテの2:23.2から0.4秒しか遅れておらず、ワグネリアンは終始外を回して勝った。内でもまれるとどうなるかはわからないとはいえ、最内を逃げたエポカドーロより相当長い距離を走っており、この条件での能力の高さを示したことになる。1番人気ダノンプレミアムは直線で前が詰まるシーンもあったが、鞍上は追えており脚色が一緒になってしまった。最後に前の2頭のスピードがゆるんだところに、この馬もスピードがゆるみながら食らいついた勝負根性は十分。敗因は距離だろう。秋の天皇賞に出てきたら有力候補の1頭になりそうだ。2着エポカドーロは皐月賞の勝ちがフロックでないことを示した。ゲートは上手で崩れない先行脚質は魅力。今後も活躍が期待できそうだ。上がり3F最速はアドマイヤアルバ。さすがにあの位置からでは届かなかったが、追い切りも良くパドックでも良く見せていた。今後も注目してみたい。
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http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2018/05/Derby.html