エルムステークスの反省と全着順-2016年8月14日のレース

2016年8月15日月曜日

1着【B-:7人気】4番 リッカルド 1:43.5
2着【C:4人気】12番 クリノスターオー 1:43.5
3着【A:1人気】11番 モンドクラッセ 1:43.8
4着【B-:3人気】5番 ロワジャルダン 1:44.3
5着【B:8人気】2番 ヒラボクプリンス 1:44.6
6着【B:6人気】9番 ブライトライン 1:44.6
7着【B+:2人気】3番 ジェベルムーサ 1:44.6
8着【B-:12人気】6番 サイモントルナーレ 1:45.1
9着【映像なし:11人気】1番 ナムラビクター 1:45.2
10着【B:10人気】7番 マルカフリート 1:45.2
11着【B+:9人気】8番 ナリタスーパーワン 1:45.9
12着【A:5人気】10番 ショウナンアポロン 1:47.0

A評価2頭、B+評価2頭。B-→C→Aで決まるという申し訳ない結果になってしまった。パドックではクリノスターオーが最も良く見えたのだが、常に見られるわけではない。日刊ゲンダイのコメントによれば、遅れた相手は2歳馬だったらしい。見栄えのしない追い切りで、ゴールを過ぎてからハミを取ったとのことだった。



そのパドックでは、とりあえずナムラビクターをチェックした。追い切りタイムは出ないのだが坂路で体の動きが美しく、常に注目していた馬だった。地方移籍後、成績がぱっとせず、マーキュリーカップ(盛岡)の本馬場入場を楽天競馬の粗い映像で見たときの動きは中央時と全く違っていた。今回はレーシングビューアーのきれいな映像でチェックしたのだが、トモが明らかに薄くなっていた。少し休ませてあげてほしい。パドックでは、クリノスターオーがすばらしかった。目の前のモンドクラッセが静かな落ち着きを見せていたのと対照的に、抜群の活気で抜けて良く見えた。一方、勝ったリッカルドはそこまで目立たなかった。


レース。そろったスタートからモンドクラッセが先頭へ。クリノスターオーがプレッシャーをかける位置を取り、きれいに折り合う。ショウナンアポロンは押しても行き脚つかず、3番手集団の外を回らされる展開になった。前半900メートルは55.2。1000メートルに直すと1:01.3のペースだ。3コーナー過ぎからリッカルドが動き、直線で前を視界にとらえた。クリノスターオーも追い始める。一方、モンドクラッセは余裕の手ごたえ。直線。1馬身先行するモンドクラッセを巡る展開になり、外からリッカルドが伸びる。一旦脚をなくしたかに見えたクリノスターオーだが、最後に一伸びし、モンドクラッセを交わしたが惜しくもリッカルドには届かなかった。



勝ち時計の1:43.5は、良馬場を考えると悪くない。過去10年、良馬場でこれより早いタイムが出たのは2008年フェラーリピサの1:42.9、2006年ヒシアトラスの1:43.0の2回で、2010年クリールパッションと並ぶ時計だ。リッカルドはなかなか勝ちきれず、1600万下の身でありながら獲得賞金1億円を突破する馬主孝行な馬だったが、今回の完勝で重賞戦線でも十分に戦える能力を示した。2着のクリノスターオーは、最後の直線が不可解。外からリッカルドがかぶせてきた段階で一旦遅れたのだが、右前方のモンドクラッセと左から寄せてきたリッカルドの間に、最後まで2頭分ほどのスペースはあった。そこを突けなかったのは勝負根性に乏しいためなのかもしれない。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/08/ElmStakes.html

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