皐月賞の反省と全着順-2016年4月17日のレース

2016年4月18日月曜日

1着【B-:8人気】18番 ディーマジェスティ 1:57.9
2着【B+:3人気】3番 マカヒキ 1:58.1
3着【B+:1人気】11番 サトノダイヤモンド 1:58.3
4着【B:4人気】15番 エアスピネル 1:58.4
5着(4位降着)【B:2人気】16番 リオンディーズ 1:58.4
6着【B-:6人気】5番 マウントロブソン 1:58.6
7着【B-:9人気】9番 ナムラシングン 1:58.7
8着【B+:5人気】14番 ロードクエスト 1:59.1
9着【B:7人気】4番 アドマイヤダイオウ 1:59.5
10着【B-:16人気】7番 ウムブルフ 1:59.6
11着【B+:10人気】13番 プロフェット 1:59.8
12着【A:11人気】6番 ミライヘノツバサ 1:59.9
13着【C:14人気】8番 ミッキーロケット 2:00.0
14着【C:18人気】10番 トーアライジン 2:00.3
15着【C:13人気】1番 ドレッドノータス 2:00.5
16着【C:12人気】2番 ジョルジュサンク 2:01.0
17着【B:15人気】12番 リスペクトアース 2:02.6
18着【B:17人気】17番 アドマイヤモラール 2:03.2

A評価1頭、B+評価3頭。結果はB-→B+→B+で決まったのだが、1週前追い評価を見てみると、全く景色は変わってくる。1週前追いは10頭だけ映像があり、A評価2頭、B+評価3頭。結果はA→A→Bだ。個人的にはいつも川田騎手から買うのでマカヒキ軸の3連単が中心。狙いは本追い切りでA評価したミライヘノツバサだったので馬券は取れなかったが、読者のみなさまには何らかの示唆は提供できたかもしれない。



パドック。今日は別の用事があったのでリアルタイムに見られなかった。終わってからレーシングビューアーで見たが、見ていたらミライヘノツバサは買わなかったかもしれない。馬が違う。最も良く見えたのはマカヒキだった。堂々と、バランスの良い歩様で安定感のある周回だ。甲乙つけがたいのがリオンディーズ。この馬はデビュー前から注目していて、見ていて本当にいい馬だな、と感じる。やわらかさがある。サトノダイヤモンドは少しヨダレが見えたが、毛ヅヤと尾の雰囲気は良い。ディーマジェスティは良い。スッスッと気分良く歩いていて、尾の雰囲気がとても良い。人気どころでは、エアスピネルが筋肉質な体になってきたなという印象。ロードクエストは可動域が不足。穴からは、プロフェットが良い。前への推進力のある歩様で、動きが美しい。あと1頭挙げるとすればアドマイヤモラール。この馬はいつも良く見せてくれる。

レース。ミッキーロケットが少し遅れたことを除けば、各馬きれいにゲートを出た。ディーマジェスティは大外から外へ膨らむロス。内からポンと出たジョルジュサンクをリスペクトアースが交わして先手を奪う。ここまでは大方の予想どおり。しかし、リオンディーズが2番手に。マカヒキは内目後方集団の経済コースにつける。ディーマジェスティはその前。ミライヘノツバサはマカヒキより後ろ。縦長の展開になり、サトノダイヤモンドは中団。エアスピネルは先頭集団の最後尾の6番手。前半1000メートルは58.4。3コーナーあたりで早くもリオンディーズが先頭に。4コーナーにかけて、ディーマジェスティとマカヒキが外の馬場のきれいなところを上がってくる。直線。リオンディーズが引き離しにかかる。しかし迫るサトノダイヤモンド。その内からエアスピネルも伸びてくるが、リオンディーズが外に斜行したため挟まれる形に。この3頭の攻防を、外からディーマジェスティが交わす。さらに外からマカヒキが飛んできて、2着でゴール。3着にはサトノダイヤモンドが入り、4番目にゴールしたリオンディーズはエアスピネルの進路を妨害したことにより5着降着。エアスピネルが4着に繰り上がった。この裁定結果には、だれもが納得できるだろう。

勝ち時計の1:57.9は、当然のレースレコード。コースレコードはラブリーデイが2015年金杯で記録した1:57.8であり、それに0.1差に迫る超高速決着になった。なお、同レースの2着馬はロゴタイプ(5歳、58キロ)で、タイムは1:58.0。同馬が皐月賞で記録した以前のレースレコードと同タイムだった。今回は、レース時には晴れたが風が強く、馬場は良でもパンパンの良馬場というわけではない。それで、このタイムである。人気薄でも底を見せていないディーマジェスティが強さを見せつけた。中山より東京向きと見られ、母父はブライアンズタイム。母系にサドラーズウェルズの血まで入っている。ダービーの最有力候補に躍り出たばかりか、3冠の可能性も出てきた。2着のマカヒキは、テン乗りの川田騎手に導かれ、実力を十分に示すことはできた。この馬は前走でもそうだったが、ゴール前50メートルくらいになると急速にトップスピードに乗る。これはおそらく坂のせいだろう。東京競馬場で開催されるダービーは、坂を上りきってからの直線が長い。逆転の可能性はある。サトノダイヤモンドは、これが実力と考えてよさそうだ。日刊ゲンダイのコラムで藪中泰人氏が、「弥生賞後にルメール騎手が皐月賞でもマカヒキに乗るという話が出たが、これはルメール騎手側が何らかのアクションを起こした結果ではないか」と書いていたが、私も全く同じ考えだ。馬の能力は、マカヒキの方が高い。繰り上がり4着のエアスピネルは、サトノダイヤモンドに先着する可能性はあった。不利は痛かった。5着のリオンディーズは、このハイペースを3コーナーから引っ張って、直線斜行したとはいえ掲示板に粘った。能力は高い。今後は気性面の成長が問われる。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.com/2016/04/SatsukiSho.html

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