日刊スポーツ賞中山金杯の反省と全着順-2016年1月5日のレース

2016年1月7日木曜日

1着【B+:3人気】5番 ヤマカツエース 2:01.2
2着【D:5人気】7番 マイネルフロスト 2:01.3
3着【B+:1人気】10番 フルーキー 2:01.4
4着【B:6人気】14番 ライズトゥフェイム 2:01.6
5着【B:7人気】3番 ステラウインド 2:01.6
6着【B:2人気】6番 ブライトエンブレム 2:01.6
7着【D:9人気】2番 スピリッツミノル 2:01.7
8着【B-:4人気】4番 ネオリアリズム 2:01.7
9着【B-:11人気】13番 マイネルディーン 2:01.8
10着【B+:10人気】1番 ロンギングダンサー 2:02.0
11着【映像なし:12人気】8番 フラアンジェリコ 2:02.2
12着【A:8人気】12番 バロンドゥフォール 2:02.4
13着【映像なし:13人気】11番 メイショウカンパク 2:02.4
除外【B】9番 ベルーフ

A評価1頭、B+評価3頭。京都金杯よりはまともに走った馬が多かったとはいえ、やはり年末に追い切っていた馬が多く、D評価マイネルフロストが2着に。日刊ゲンダイの調教師コメントによれば、この馬の追い切りは大晦日。ウッドチップコースで5F66.2という超好タイムをマークしており、日刊ゲンダイの追い切り評価は唯一のAだった。結果は、B+評価の2頭が1,3着に入ったが、1,3番人気の馬。A評価のバロンドゥフォールはブービーの12着に沈んだ。ただ、出遅れて離れた最後方からのレース。上がり3Fはそれほど追わずに32.9をマークした。腰痛のため乗れなかった手の合う田辺騎手なら、結果は違ったかもしれない。


この日は京都競馬場に居たので、パドックは映像で。チェックを入れたのは3頭で、ヤマカツエース、ブライトエンブレム、ライズトゥフェムだった。順に、1、6、4着。まあまあである。ヤマカツエースは踏み込み良し、ブライトエンブレムは若干硬さがあるもののきれいな動き、ファイズトゥフェイムは毛ヅヤと気配が良いと評価した。本馬場入場で暴れたベルーフは、毛ヅヤは良いが踏み込みがいつもより良くない、と見た。無事に発走していればどうなっていただろう。

レースは、バロンドゥフォールが出遅れたことを除くときれいなスタートから始まった。ハナを奪ったのはマイネルフロスト。逃げ馬がいないと見て積極的なレースに出た。1コーナーで先頭に立ち、そのまま引き離しにかかる。ただ、手ごたえには余裕がある。2番手につけたスピリッツミノルをはじめ、後続が勝手に控えた形だ。前半1000メートルの通過は、1:02.3とスロー。この流れで2番手に5馬身つけたマイネルフロストは、もはや勝ったも同然である。4コーナーの手前になってもリードは3馬身ある。しかし直線、先行勢の中からヤマカツエースが押し上げてきて、まだ手ごたえのあるマイネルフロストをとらえた。連れて伸びたステラウインドは5着まで。外から差したフルーキーとライズトゥフェイムも届かなかった。

勝ち時計の2:01.2は、極めて遅い。前年にラブリーデイがマークしたレコード1:57.8に遠く及ばない、というレベルではない。過去10年、良馬場で行われた中山金杯が2分1秒台になったのは初めて。これより遅いのは重馬場で行われた2007年、シャドウゲイトのマークした2:02.4のみである。どころか、同条件だった同日5R3歳未勝利戦、勝ったラグルーラの時計は、2:00.7だった。未勝利戦より0.5も遅いことになる。ラップは、前2F目に11.1と速くなったが、3F目で一気に13.4に落ち、その後マイネルフロストは12秒台の連続で楽に逃げた。11秒台は最後の3Fのみで、こうなれば差し追い込みは届かない。むしろ、これで逃げ切れなかったマイネルフロストは次走以降評価しにくい。一方、きっちり差したヤマカツエースは本格化した印象で、中団からそれぞれ32.7、32.6の脚で差してきたフルーキーとライズトゥフェイムも今後注目したい。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2016/01/NakayamaKimpai.html

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