スポーツニッポン賞ステイヤーズステークスの反省と全着順-2015年12月5日のレース

2015年12月6日日曜日

1着【B+:1人気】2番 アルバート 3:45.9
2着【B-:7人気】7番 カムフィー 3:46.7
3着【B-:4人気】1番 トゥインクル 3:46.8
4着【B+:13人気】3番 マイネルメダリスト 3:46.9
5着【A:6人気】5番 ネオブラックダイヤ 3:47.0
6着【B:2人気】8番 メイショウカドマツ 3:47.1
7着【B:3人気】11番 ファタモルガーナ 3:47.1
8着【B:5人気】14番 スズカデヴィアス 3:47.5
9着【映像なし:14人気】4番 ゴッドフロアー 3:47.7
10着【B:12人気】16番 プランスペスカ 3:47.9
11着【B:10人気】13番 ヴァーゲンザイル 3:48.0
12着【B+:15人気】9番 ケイアイチョウサン 3:48.1
13着【B+:9人気】12番 トルークマクト 3:48.3
14着【B-:16人気】10番 サイモントルナーレ 3:48.5
15着【B-:11人気】6番 ユキノサムライ 3:48.5
16着【映像なし:8人気】15番 カノン 3:49.4

A評価1頭、B+評価4頭。B+→B-→B-で決まるというよろしくない結果だが、カムフィーはパドックが良かったので買いはしていた。ネオブラックダイヤから入ったので馬券は取れなかったが、馬は良かった。あまり騎乗批判はしたくないのだが、今回は相当な問題があったと言わざるをえない。後述する。



長距離戦のパドックは、障害戦と同様に落ち着いている馬を狙う。頭が高かったり、物見をしていたりするのは、むしろプラス評価だ。そのパドック。AおよびB+評価の馬で特に問題のある馬はいなかった。中でも最も良く見えたのは、マイネルメダリストだった。とにかくやわらかい。こういう馬は買いたくなる。結果は13番人気で4着。馬券に絡まなければ意味はないが、よくがんばってくれた。A評価のネオブラックダイヤも不安なし。こちらはキビキビした動きで、好調そうだ。カムフィーも良い。追い切りはいまいちだったが、首の動かし方とそれに連動する四肢の動きが美しい。結果は2着。これはパドックで拾ったのだが、軸が違った。もう1頭はゴッドフロアー。最後尾を歩く買いサインだ。結果は9着。そんなものである。追い切り映像なしのカノンは、牝馬とは思えぬがっしりした馬体で、いちおう押さえておくことにした。結果は最下位だった。

レースは、ゲートをポンと出たユキノサムライと外枠勢の先行争い。1週目の1コーナーはユキノサムライとプランスペスカが並んで先頭。カーブで外からプランスペスカが前へ出た。3番手の位置にメイショウカドマツ。向こう正面に入ると、掛かり気味にカノンが押し上げる。その内でA評価、ネオブラックダイヤと秋山騎手がけんかをしている。長距離で掛かった場合、素直に馬の言うことを聞いてあげなければならない。超長距離なので、まだなだめる時間はあるが、問題であることに変わりはない。前半1000メートルは1:04.5。スローペースとはいえこの距離。ちょうどいい流れだろう。そのままの隊列でスタンド前へ。ここでプランスペスカをメイショウカドマツが外から交わし、2番手へ。メイショウカドマツにとって、このカーブで外を回ったのは痛かったか。最後尾のサイモントルナーレは、ゼッケンの下に大汗が見える。秋山騎手は相変わらず立ち上がり気味に馬を抑える。向こう正面から3コーナーにかけて、レースが動き出す。先行勢で生き残ったのはメイショウカドマツのみ。秋山騎手はずっとけんかを続けて馬を抑えつけたあげく、3コーナー手前でようやく前へ行ったが、内に3頭居るにもかかわらず、大外でカーブへ。直線。内で粘るメイショウカドマツに、スズカデヴィアスとネオブラックダイヤが並びかける。その外からアルバートがものすごい脚色で交わす。この馬には追いつけない。外からパドックで最も良かったマイネルメダリストが伸びてきた。さらに大外からカムフィーとトゥインクルが交わして2,3着。期待のネオブラックダイヤはじりじり伸びたが5着まで。馬の気分のいいように走らせていれば、どういう結果になったのだろう。出ムチを入れたようにも見えたのだが、その意図もよくわからなかった。

勝ち時計の3:45.9は、長距離なのでなんとも言えない。過去10年では、真ん中くらいのタイムだ。ともあれ、道中さまざまなドラマがあり、長距離の楽しみを十分に堪能できるレースになった。そして、勝ったアルバートの強さは際立っていた。これで4連勝。春天をめざすことになるのだろうが、すでに淀の比叡ステークスを強い内容で勝っており、馬場適性はある。比叡ステークスの2着馬、トゥインクルはこのレースで3着。前走のレースレベルが高かったのか、それともこのレースのレベルが低かったのか。結果はそのうち明らかになるだろうが、現時点ではアルバートを相当に強いと見たい。

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http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2015/12/StayersStakes.html

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