エリザベス女王杯の反省と全着順-2015年11月15日のレース

2015年11月16日月曜日

1着【B:6人気】12番 マリアライト 2:14.9
2着【B:1人気】18番 ヌーヴォレコルト 2:14.9
3着【B:4人気】8番 タッチングスピーチ 2:14.9
4着【A:3人気】15番 ルージュバック 2:15.0
5着【C:8人気】16番 スマートレイアー 2:15.0
6着【B-:7人気】3番 フーラブライド 2:15.0
7着【B+:11人気】17番 シュンドルボン 2:15.1
8着【B:5人気】2番 クイーンズリング 2:15.2
9着【B:18人気】4番 リラヴァティ 2:15.3
10着【B+:14人気】7番 シャトーブランシュ 2:15.3
11着【A:2人気】10番 ラキシス 2:15.3
12着【B-:9人気】14番 ノボリディアーナ 2:15.4
13着【B:17人気】1番 パワースポット 2:15.6
14着【B-:15人気】9番 フェリーチェレガロ 2:15.7
15着【B:10人気】5番 タガノエトワール 2:15.8
16着【B-:13人気】11番 ウインリバティ 2:15.9
17着【B-:12人気】13番 メイショウマンボ 2:15.9
18着【B+:16人気】6番 リメインサイレント 2:16.1



A評価2頭、B+評価3頭。ただ、1週前でB+評価し、最終追いは調整に映ったマリアライトを加えるとB+評価は4頭になる。さすがにGIだけあっていい馬が多かった。A評価のラキシスは0.4秒差とはいえまさかの11着、ルージュバックは4着と馬券圏内に来られず。マリアライトがきれいに勝ったが、それ以外は1週前も最終もB評価。いまいちな評価になった。

このレースは、5階指定席の喫煙所からパドックを眺めた。さすがにGIだけあって変な動きをする馬はおらず、自分の決めている馬がいれば、自信を持って馬券を買えるであろうという、いい景色だった。最も良く見えたのはラキシス。馬体のシルエットが美しく、体も大きく見せていかにも走りそうだった。続いてマリアライト。きびきびとしたきれいな動きで、歩様はスムース。体のバランスも良い。3番手がタッチングスピーチ。この馬はいつもパドックで良く見えるので割引が必要なのかもしれないが、それでもやはり良く見える。買い目に加えた。ハナ差で馬連を取れなかった。その次がリメインサイレント。バランス良くやわらかな動きが目を引いた。この馬は最下位だった。川田騎手が乗るので必ず買うタガノエトワールも悪くはなかった。結果は15着だった。ヌーヴォレコルトとルージュバック、そして穴として買いたかったシュンドルボンは、それほど良く見えなかった。ルージュバックは追い切りの動きがいつもすばらしいので買うのだが、ヌーヴォレコルトとシュンドルボンは切った。失敗だった。

レース。ウインリバティが大差で逃げを打った。リラヴァティがその後をぽつんと追い、集団の先頭でフーラブライドが引っ張る展開。掲示板に載ったのは、すべて中団から後ろの馬だ。先行馬には厳しい流れだったのか、先行したのが能力に劣る馬だっただけなのか。前半5Fは60秒7と、稍重馬場にしては若干ハイペース。ウインリバティは十分に見せ場を作り、残り2Fまで先頭で粘ったが、そこでマリアライトに交わされる。マリアライトはヌーヴォレコルトの猛追を振り切り、1着でゴールを駆け抜けた。ルージュバックはがんばったが、最後はヌーヴォレコルトと脚色が同じになり、その間を凄まじい末脚で突っ込んできたタッチングスピーチに交わされた。タッチングスピーチはハナ差で3着。5着には最後尾から追い上げたスマートレイヤーが入り、内から伸びたフーラブライドが6着。12着までが0.5秒差以内という激戦だった。

京都の芝2200メートルで行われるレースは少なく、勝ち時計の2分14秒9をどう見るのか難しい。2011、12年の重馬場はどちらも16秒台。一方、過去10年の良馬場で最も遅いのは2010年にスノーフェアリーがマークした2分12秒5。良馬場で14秒台となれば、1996年のダンスパートナー(2分14秒3)にまでさかのぼらなければならない。とはいえ、「実はこのレースはスローペースで進んだ」と考えると、レースレベルの高さがわかる。前半のラップは離して逃げたウインリバティのもの。上位に来た馬の刻んだラップは平均より遅めだったように見え、4コーナーでの位置取りと末脚の使いどころが勝負の分かれ目になった。勝ったマリアライトの蛯名騎手は、最高の騎乗をした。ゲートをポンと出て直線できれいに内に入れ、道中は経済コース。最後は安全に外へ持ち出した。展開が向いたのは確かだが、早め先頭に立ち、猛追するヌーヴォレコルトを凌ぎきった勝負根性は、大切に使われてきた期待馬の本格化を感じさせる。ルージュバックは、ゲート入り前の発汗がひどかった。最近発汗しても勝つ馬を何頭か見ているが、さすがに相手のそろったここでは厳しかったか。ただ、この馬ほど美しく走る馬はいない。レースでも追い切りと同じ動きをするだけでいいのだが、そのあたりが難しいのだろうか。タッチングスピーチの末脚にも見ごたえがあった。追い出したいタイミングで前が壁になっていたのは痛かった。スムースなら、逆転もあったかもしれない。

評価詳細へ
http://jp-horse-breaking.blogspot.jp/2015/11/QueenElizabethIICup.html

マリアライトは外をキビキビとリズミカルに歩く。背中が安定しているのも良い。

2着のヌーヴォレコルトはそれほど良く見えなかったが、さすがに強かった。

3着のタッチングスピーチは、いつもパドックで良く見える。

最も良く見えたのはラキシス。追い切りも良かったのだが、追い出すタイミングで包まれたのが痛かったか。

最下位のリメインサイレントは、追い切りもパドックも良く見えた。

おまけ。タガノエトワールと川田騎手。

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